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「TOUGHBOOK P-01K」登場、法人向けのタフネススマホ

 NTTドコモは、パナソニック製のAndroidスマートフォン「TOUGHBOOK P-01K」を今夏に発売する。主に法人向けに提供され、個人で購入する場合は注文して取り寄せる必要がある。

 TOUGHBOOK P-01Kは、MIL規格よりも厳しい条件での落下テストをクリアするなど、高いタフネス性が特徴。内部基板への衝撃を緩和する設計で、1000回の連続落下試験や1.8mの高さからコンクリートへの落下試験をクリアしている。前面ガラスには、旭硝子の強化ガラス「Dragontrail Pro」を採用した。

 パナソニック製のタフネス仕様のAndroid端末としては、「TOUGHPAD FZ-N1」シリーズなどが発売されているが、TOUGHBOOK P-01KはNTTドコモ向けに新たに開発されたものだ。

 業務用途における様々な環境での利用を想定して、高温/低温環境下での動作や、振動・粉塵などへの対策を強化した。IP68相当の防水防塵性能を備える。工事現場や交通量の多い道路沿いなどの騒音下でも通話時の音声が聞き取りやすいよう、マイクを3カ所に配置し、周囲のノイズを打ち消すノイズサプレッサー機能を搭載する。

 画面が濡れた状態、あるいは手袋を装着したままでも画面をタッチして操作できる「水滴モード」「手袋モード」が用意されるほか、両側面にハードキーを搭載しており、よく使う機能をワンタッチで起動できる。ハードキーの動作は左右それぞれのキーを個別にカスタマイズでき、割り当てられる機能としては、アプリの起動や水滴モード/手袋モードの切り替えなどに対応する見込み。

 長期に渡って利用されることを想定し、バッテリーを交換できるようになっている。ソフトウェアは業務利用を前提とした最小限の構成としている。機能制限ツールにも対応し、工場やオフィス内で利用する端末として一定の需要がある、カメラなしモデルを求める声にもソフトウェア面で応えた。

主な仕様

 ディスプレイは約5インチ、1280×720ドット(HD)のTFT液晶。メインカメラは820万画素、インカメラは搭載しない。チップセットはQualcommのMSM8909、2GBのRAM、16GBのストレージを搭載している。外部メモリの対応は未定。

 OSはAndroid 8.1、Bluetooth 4.2をサポート。バッテリー容量は3100mAhで、連続待受時間/連続通話時間は未定。

 大きさは約154×75×13.1mm、重さは230g台。ボディカラーはブラックのみ。

TOUGHBOOK P-01K