ニュース
センスウェイ、1デバイス月額30円から使えるIoT向け通信サービス
三井不動産と協力して基地局を設置、全国カバーを目指す
2018年4月13日 16:23
センスウェイは、LPWA(Low Power Wide Area)の一種であるLoRaWANによるIoTデバイス向けの通信プラットフォームサービス「Senseway Mission Connect」を提供する。
初期費用は無料で、1デバイスあたりの月額料金は30円から。通信量に応じて従量課金が発生する。
サービス提供の背景には、今後IoTデバイスの飛躍的な増加が予測される一方で、IoTデバイスと接続するための通信サービスが提供されるエリアが限定的であり、日本国内においてIoTデバイスの普及が進まない課題があるという。
「Senseway Mission Connect」の全国展開にあたり、三井不動産の協力のもと同社およびグループ会社が関係する高層ビル・マンション等の屋上にLoRaWANのゲートウェイ基地局を設置する。
サービス開始時点で、日本橋三井タワー(東京都中央区)を含む30か所に基地局を設置している。センスウェイでは、2018年8月には一都三県、2019年3月までに人口の60%以上をカバーする通信設備の展開を目指す。
なお、サービス開始に先だって実施したフィールド実験では、富士山から千葉県柏市まで123.43kmの長距離通信の試験に成功している。
また、サービス提供エリア外のユーザーにLoRaWANのゲートウェイ基地局のレンタルも行う。屋内用のゲートウェイ基地局は月額3400円(税別、以下同)、屋外用のゲートウェイ基地局は月額19800円で提供される。レンタル料金はサービス開始にあわせたキャンペーン料金となる。
同サービスは、オンライン上で利用登録をするだけで個人・法人を問わずに簡単に利用開始できるほか、接続したIoTデバイスの管理するためのコンソール「Senseway Mission Connect Management Console」も提供される。