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メルカリが青少年向けに年齢入力機能、一部カテゴリーで

 メルカリは、フリーマーケットアプリ「メルカリ」で、酒類やエアガンなど一部のカテゴリーの商品を購入する際、年齢入力を必須とする機能を3月下旬に導入する。青少年の保護を目的としたもの。

 さまざまなジャンルの商品が取り扱われる「メルカリ」では、これまで、社内で自主規制を検討するグループを立ち上げて、適切な商品を取り扱えるようにしたり、仮想通貨を保管する「ハードウェアウォレット」の出品を禁止するなど新たなジャンルの商品を自主規制したりするなど、さまざまな取り組みを進めている。そうした対策の一環として、未成年のユーザーについてはこれまで親権者の同意を求めるだけという形だったが、酒類、エアガンなどの購入には年齢入力を求める機能が追加されることになった。ただし具体的な手順、利用方法は明らかにされていない。

 不正、あるいは不適切な利用への対策として同社では、このほか、高級ブランドのコピー商品などを把握できるよう、出品やコメントなどを監視。また権利者が知的財産権を侵害するような出品を発見した場合、速やかに削除できる権利者保護プログラムも提供している。こうした取り組みで、2018年1月現在、連携する企業・団体は1000を超えている。違反商品の検知にはAIも活用しているとのことで、ユーザーの行動や商品情報、取引情報を解析して、効率的な削除も進めている。

 同社では「未然防止」「迅速な把握・対応」「再発防止」という3つの観点から、今後も安心・安全対策を推進する方針。