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MVNO利用率は10.1%に増加、楽天モバイルがシェア1位に
2018年3月12日 12:05
MMD研究所は、MVNOサービスの利用動向調査を実施し、調査結果を発表した。調査は15歳~69歳の男女4万4541人を対象に、2月16日~2月22日の間実施された。
メインで利用している携帯電話およびスマートフォンの通信事業者に関する調査では、ドコモが32.5%でトップに、au(KDDI)が28.0%で2位、ソフトバンクが22.1%で3位、ワイモバイルが3.8%で4位となった。
MVNOをメインに使う利用者は全体の10.1%で、ソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルとMVNOを合わせると合計13.9%になり、前年同期比で+3.1ポイント増加している。
格安SIMに関する認知状況では「格安SIM という言葉は聞いたことがあるが、サービス名称・内容はよく知らない」が30.5%で最多、続いて「だいたいどんなものかわかるが、利用したことはない(利用を検討するまでに至っていない)」が23.2%で2位、「現在も利用している」が15.1%で3位となった。
メインで利用している格安SIMサービスに関する調査では、楽天モバイルが22.2%で1位、mineoが14.3%で2位、OCN モバイル ONEが9.7%で3位、UQ mobileが8.7%で4位、IIJmioが7.3%で5位に続いた。
楽天モバイルのシェアが大幅に増加した理由としては、楽天がプラスワン・マーケティングの「FREETEL」事業を買収したことによる利用者増加があげられる。
メインで利用している格安SIMサービスの契約プランでは、音声通話対応プランが65.3%、データ通信プランが34.7%となり、2017年3月の調査と比べて音声通話対応プランが8.8ポイント増となった。
契約プラン(音声/データ)別にシェアを集計すると、音声通話プランでは楽天モバイルが27.3%で1位、mineoが16.8%で2位、UQ mobileが10.5%で3位に。データ通信プランではOCN モバイル ONEが14.9%で1位、楽天モバイルが12.8%で2位、mineoが9.4%で3位となった。
メインで利用している格安SIMを挿しているデバイスに関する調査では、Androidスマートフォンが54.5%で1位、iPhoneシリーズが32.8%で2位、モバイルWi-Fiルーターが4.8%で3位となった。
格安SIMを挿して利用しているデバイスに関する調査では、Androidスマートフォンでは楽天モバイルが29.2%で1位となるが、iPhoneではmineoが22.1%で1位。AndroidタブレットではOCN モバイル ONEが18.9%で1位に、iPadではIIJmioが17.6%で1位となり、利用するデバイスによって選ばれるサービスが異なる結果となった。