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動画視聴はスマホへシフト、利用率トップは「Amazon プライム・ビデオ」

 ICT総研は、有料動画配信サービスの利用動向調査の結果を発表した。Webアンケート調査で、回答数は4405人。

 動画サービスを視聴する端末はパソコンが67%、スマートフォンが61%、タブレットが26%、テレビは13%だった。パソコンでの利用率は昨年の調査から7ポイント低下している一方、スマートフォンでの利用率は7ポイント上昇しており、スマートフォンへのシフトが進んでいる様子がうかがえる。

 動画サービスを利用する人は81.8%に上った。有料の動画サービスでは、定額制(見放題)サービスの利用者が12.8%、ペイ・パー・ビュー(コンテンツ課金)方式のみの利用者が2.4%と、定額制サービスが主流となっている。

 有料動画サービスの利用者518人のうち、68%が「Amazon プライム・ビデオ」を利用していると回答し、他のサービスを圧倒した。プライム・ビデオはAmazon プライムの一環として提供される動画サービスで、コストパフォーマンスの高さが利用者拡大につながっているものと思われる。

 2位以下は、「Hulu」(25%)、「dTV」(16%)、「Netflix」(14%)、「GYAO!」(13%)、「U-NEXT」(8%)、「auビデオパス」(7%)、「Rakuten TV」(6%)、「DMM 見放題ch ライト」(6%)という順になった。

 一方、利用しているサービスの満足度をきくと、利用率では下位につけていたRakuten TV、DMM 見放題ch ライト、auビデオパスがトップ3となった。Amazonプライム・ビデオは9位にとどまった。

 ICT総研は2017年末時点の有料動画配信サービスの利用者を1440万人を推計。今後、定額制サービスを中心に利用者を拡大し、2020年には2010万人を突破すると予測している。