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親指で自由に拡大・スクロール、富士通がarrows冬春モデルをアピール
小栗旬・山田孝之が刑事役で共演する新CMも発表
2017年12月5日 17:05
富士通コネクテッドテクノロジーズは、NTTドコモから12月8日に発売される「arrows NX F-01K」の新しいテレビCMを6日から全国で放映する。また、Web向けにも、同じシリーズのオリジナル動画が公開される。この日NTTドコモからは、「arrows NX F-01K」が12月8日に発売されることも発表されている。
12月5日には、2部構成で発表会が開催され、第1部では記者向けにarrowsなど富士通の冬春モデルの紹介が行われた。第2部では、新テレビCMに出演する小栗旬と山田孝之が登場、招待されたファンも入場し、新CMの披露やトークセッションが催された。
富士通コネクテッドテクノロジーズ 代表取締役社長の高田克美氏は、スマートフォンが急速に進化していることを背景に「数字に現れない心地よさ、使いやすさなどの基本機能を、改めて大事にするべき」と、冬春モデルの製品開発への想いを語ったほか、一貫してメイドインジャパンを謳ってきたことや、生体認証や堅牢・耐久性、見やすさ・聴きやすさなど、先端的な取り組みを早くから手がけてきたことを紹介。
一方、競争や進化が激化する中で、市場のスマートフォンの中で差を見つけるのは難しくなっていると指摘し、落下による画面割れなどのトラブルに対して強いことに、改めて注力したことを紹介した。
高田氏は、画面割れの瞬間の多くは、画面の端(端面)への衝撃を起点にして亀裂が発生することや、落下によるボディのねじれが画面を破損する原因になっているとし、実際に、硬いガラスを使うだけでなく、表面ガラスの端面が外に露出しないようにカバーし、ボディ内部にはねじれを防ぐソリッドシールド構造を採用するなどの対策を施したという。
また、「arrows NX F-01K」で画面割れ対策の次に紹介されたのは、右側面に新たに搭載された「Exlider」(エクスライダー)。高田氏は、これからのスマートフォンのユーザーは40~50代が中心になると人口構成比のグラフで指摘し、「こういう人たちの困りごとに、応えてきたのか」と自問。見えづらさに対応する機能として、「Exlider」ではダブルタップすればどんな画面の表示でも簡単に拡大できることや、オートスクロールも片手で簡単に操作できるようになっていることを紹介した。また、「Exliderは自信作。今後のarrowsには継続して採用していきたい」という方針も明らかにされている。
高田氏からはこのほか、ワコムの高性能なスタイラスペンが付属するタブレットの「arrows Tab F-02K」や、スマートフォンデビューを目指すシニアに向けた「らくらくスマートフォン me F-03K」も紹介された。
さらにNTTドコモ 執行役員プロダクト部長の森健一氏が挨拶を述べたほか、ワコム 取締役の井出信孝氏も登壇し、「arrows Tab F-02K」で紙とペンの書き心地が再現されていることなどが紹介された。
小栗旬と山田孝之、初共演の新テレビCM
新テレビCMとして発表されたのは、小栗旬と山田孝之が共演する「割れない刑事(デカ)」シリーズ。第1弾は「追跡」篇となる。
小栗旬と山田孝之はプライベートでも仲が良いとのことだが、CMでは初共演。CM第1弾では、犯人を追って、雨の中を刑事役の二人が走るが、小栗旬は「台風が近づいていて大変だった。実は雨のシーンではなかったが、これはこれでドラマティックだねとなって、撮影することになった。おかげで劇的な感じになっているのでは」と撮影秘話を語った。
また、プライベートで二人で遊びに出かけた際、山田孝之は、買ったばかりのスマートフォンを落として画面を割ってしまったというエピソードを紹介。「あれがarrowsだったら」と振り返った。
なお、テレビCMのシリーズとは別に、同じキャストのWeb向けのシリーズ「読めない」篇、「似てない」篇も制作されている。「読めない」篇は「arrows NX F-01K」の「Exlider」機能を、「似てない」篇は「arrows Tab F-02K」とペン機能を使ったものになっており、アドリブも含めた、絶妙なやり取りが見どころになっているという。
情報が公開されていないものも含めて3~4本分のCMの収録は行ったとのことだが、収録の中で、刑事はまだ犯人を捕まえていないという。小栗旬は「長く皆さんに支えられて、捕まえる日が来ればいいなと思う」と意欲を語っていた。