クアルコムが28年前の1989年11月7日に実施したCDMA方式のデモンストレーションが、「IEEEマイルストーン」に認定された。
左からクアルコムCTOのジム・トンプソン博士、IEEE Region 6 Directorのキャスリン・クレイマー博士、同じくIEEE Region 6 Milestone Coordinatorのブライアン・バーグ氏 CDMA(Code Division Multiple Access)方式は、同じ広帯域の無線チャンネルを使いながら、複数のユーザーが同時に通信できるようにする技術。クアルコムの行ったデモンストレーションは、第2世代以降の携帯電話向け通信方式の基礎になったとされる。
IEEEマイルストーンは、開発から25年以上にわたって国際的に高い評価を受けてきた技術革新の歴史的業績を表彰するもの。過去には東海道新幹線、シャープの電卓などが認定されている。