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フル解像度のRAW現像をスマホで、クラウド特化のアドビ「Lightroom」新バージョン

 Adobeは、写真編集ソフト「Adobe Photoshop Lightroom CC」の新バージョンの提供を開始した。新バージョンの「Lightroom CC」はクラウドベースのサービスへと刷新。高解像度の写真の整理や編集がスマートフォンやタブレットから行えるようになる。

 料金はパソコンのソフトウェア、Webアプリも利用する場合、月額980円~(税抜、以下同)、スマートフォン版だけの利用であれば月額480円となる。

 これまでもLightroomでAdobeのクラウドストレージに写真を保存する機能が提供されていたが、新バージョンはクラウドへの保存が基本となる。

 アプリはパソコン版、スマートフォン版とWebアプリを用意。スマートフォンやWebアプリからもパソコンと同等の写真管理や編集が可能。編集した内容はクラウド上の写真に反映され、すべての端末に同期される。

 写真管理では画像認識を活用し、検索用のキーワードを自動でタグ付けする機能が提供される。例えば「ネコ」というキーワードでネコが写った画像を表示できるようになる。

 これまで「Lightroom CC」として提供していた旧バージョンは、「Lightroom Classic CC」という別のソフトウェアとして提供される。「Lightroom Classic CC」では、パソコンのローカルストレージ内に写真のカタログデータが保存され、クラウド経由でスマートフォンからの編集にも対応する。新しいLightroom CCと比較すると、クラウドの利便性は劣るものの、より高度な編集機能を搭載し、動作は高速化されている。