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登ったり走ったりBMXで駆け抜けたり――オーナーじゃなくても参加できたTORQUEオーナーズイベント
2017年10月11日 11:56
10月9日、京セラはTORQUEオーナーイベントの「TORQUE WONDERLAND」を東京都昭島市にあるモリパーク アウトドアヴィレッジで開催した。
京セラは昨夏に2回、今年は9月に1回、TORQUEオーナーズイベントを開催している。いずれのオーナーズイベントも、TORQUEシリーズのユーザーから抽選で選ばれた数十人だけが参加できる限定イベント形式だったが、「抽選に外れて行けなかった」という声が多かったため、今回は抽選なしで、TORQUEユーザーだけではなく、誰でも参加できるイベントとなった。
ちなみに10月9日は今年は体育の日で祝日だが、その一方で日本記念日協会認定の「TORQUEの日」となっている(2017年9月認定)。
会場となったモリパーク アウトドアヴィレッジは、常設のクライミング施設やヨガスタジオ、有名アウトドアギアブランドの店舗が集まっている半屋外型の商業施設だ。週末にはイベントが開催されることも多いが、イベントがなくても、アウトドア趣味の人が休日に家族連れで訪れるような場所。
今回のTORQUE WONDERLANDでは、オーナーズイベント定番のトークステージや開発者との交流ゾーン、TORQUEおよび京セラの海外向けタフネススマホ/ケータイシリーズの展示に加え、デモンストレーションやユーザーも参加できるアクティビティが用意されていた。
「Air Trick Show」ではBMX/MTBプロライダーの栗瀬裕太氏が代表を務めるYBP PROJECTのメンバーらがBMX/MTBでフリースタイル競技のデモンストレーションを行なった。デモンストレーションはモリパーク アウトドアヴィレッジ裏手の空き地に設けられた仮設コースを使って行なわれた。6人のメンバーが次々に豪快なトリックを決める様子を間近で見ることができ、会場は多くの観覧者で盛り上がった。
デモンストレーション会場の脇には簡易コースも用意され、TORQUEユーザーはBMXを借りてパンプトラック走行を体験することも可能となっていた。
ちなみに京セラは「TORQUE×PROFESSIONAL」としてさまざまなエクストリームスポーツプレーヤーを支援しているが、栗瀬氏はその支援先のひとつ。加速度や位置情報をオーバーレイ録画するTORQUE G03のビデオ撮影機能「アクションオーバーレイ」の作例として、栗瀬氏らYBP PROJECTが協力したBMXライダー視点の動画がTORQUEの公式サイト上で公開されている。
「クライミングショー」としては、KDDIが後援するスポーツクライミングチーム「TEAM au」の野中生萌氏が実際にクライミングを披露した。
競技としてのクライミングは、おおまかに分類するとロープなしで難易度の高い課題にトライする「ボルダリング」と命綱を接続しながら12m以上の壁を登る「リード」、10〜15mの同じ課題の2つの壁で2人が競う「スピード」がある。TORQUE WONDERLANDの会場にはリード競技が可能な全高16.5mのクライミングウォールがあり、今回、野中氏はリード競技形式でクライミングを行なった。
リード競技のクライミングウォールは最初はほぼ垂直だが、だんだんとオーバーハングするようになっていて、ぶら下がるようになる場面もある。しかし日本トップクラスの競技クライマーでもある野中氏は、「ピンチっぽく登ってください」というリクエストに応えるように、片手でぶら下がるような状態になりつつも、難なく登頂に成功していた。
こちらのフリークライミングもTORQUEユーザーが体験することが可能となっていた。より難易度の低いクライミングウォールだったが、こちらも子どもなどクライミング非経験者の参加が多く、5mほどでリタイアする人が多かった。
このほかにも会場内にある池を使ったカヤック体験なども行なわれていた。各体験型アクティビティは基本的のTORQUEユーザー向けとなるが、一部の時間帯にはTORQUEユーザー以外も参加可能となっていた。
今回のようなイベントは、TORQUEシリーズのPRという側面もあるが、京セラではTORQUEユーザーに楽しんでもらいたいということに重点を置いているという。また、こうしたイベントで開発者がユーザーと交流できることは、開発者にとってのモチベーションにもなり、またユーザーからの意見を聞けることにも、京セラにとって大きな意義になっているという。
これまでTORQUEのオーナーズイベントは、「イルカと一緒に泳げる」や「世界一周レース用ヨットに乗船できる」といった特別なアクティビティを用意し、抽選制でオーナーズイベントを開催してきた。しかし今回は抽選制ではなく、TORQUEを持っていなくても一部は参加でき、商業施設の一角を使うことで、TORQUEユーザーでなくても気軽に寄れるような、非常にオープンなイベントとなった。
次回以降のオーナーズイベントの開催については未定だが、今後もできればユーザーの一部に限定せず、オープンな形式でイベントを開催していきたいとのことだ。
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