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マンガ制作アプリ「ジャンプPAINT」が登場、ジャンプ作家の“極意”も

 メディバンと集英社は、“少年ジャンプ公式アプリ”として、パソコンやスマートフォン、タブレットでマンガを描けるアプリ「ジャンプPAINT」の提供を開始した。日本語のほか、英語、スペイン語、ポルトガル語、韓国語、中国語(簡体字/繁体字)、フランス語、ロシア語に対応する。利用料は無料。

 「ジャンプPAINT」は、レイヤー機能、Gペン、ミリペン、トーンなどマンガを描く機能を備えたアプリ。描いたデータは専用のクラウドサービスに保存でき、その容量は無制限。人気作品をもとに下書きやペン入れ、トーンの貼り方を体験できる「チャレンジジャンプ」を無料で収録する。ジャンプ作家である尾田栄一郎氏(ONE PIECE)、塚越耕平氏(僕のヒーローアカデミア)などによる極意、あるいは週刊少年ジャンプ編集部によるマンガの描き方講座といったコンテンツが配信され、作家志望のユーザーのみならず、読者にとっても楽しめる内容になるという。これらのコンテンツは、先述したように日本語のみならず計9言語で用意される。

 今後は、ジャンプの作品で利用される描き文字や吹き出しなどをユーザーが自由に使えるようにし、プロの描き方が学べる機能、ジャンプ作家の作業環境を再現したブラシなどの提供が予定されている。

 さらにマンガ投稿サービス「少年ジャンプルーキー」と連携し、「ジャンプPAINT」で描いた作品を「少年ジャンプルーキー」で公開できる。

 これまでメディバンではペイントアプリ「メディバンペイント」を提供しており、国内外であわせて1200万ダウンロードという利用実績を記録。特に海外からの引き合いが強く、10代~20代の海外クリエイターが全体の約70%を占めている。