【WIRELESS JAPAN 2010】
KDDI、iidaの新作や法人向けWindows Phoneなど初披露


 KDDIのブースでは、7月13日に発表されたばかりの「iida」ブランドの新端末「LIGHT POOL」のタッチ&トライコーナーなどが注目を集めていた。

 ブースでは、LIGHT POOLの明滅を繰り返す背面ディスプレイを展示。発表されたばかりとあって注目を集めていた。タッチ&トライコーナーでは、Androidスマートフォン「IS01」も人気で、担当者が忙しそうに来場者の質問に回答していた。

 また、法人向けのストレート型スマートフォンが初披露となった。同端末は、クロネコヤマトでお馴染みのヤマト運輸が5万台導入する予定で、端末はヤマト運輸の要望が取り入れられているという。

 端末プラットフォームはWindows Mobile 6.5.3 Professionalを採用し、ヤマト運輸では、端末を自社業務アプリケーションに接続して利用するという。ハンディターミナルを所有するスタッフ向けのモデルとなり、ヤマト運輸向けに提供されるモデルはボディカラーが若干異なるという。

 CPUは1GHzのSnapdragonを採用する。3インチ、800×480ドットの静電式タッチパネル液晶を搭載し、カメラは3.2メガのCMOSを装備する。micoroSDカードに対応。無線LANやBluetoothをサポートし、大容量バッテリー(1880mA)を搭載する。CDMA 1X Rev.Aのほか、GSMにも対応する。

 防水防塵性能を実現し、背面には指紋センサーが用意されている。ブース担当者によると、ヤマト運輸以外からも引き合いがあるとのことで、多方面に営業展開していきたいと話していた。

 このほか、法人向けにはRFIDカード(試作機)なども公開されていた。SDIO対応端末で同カードを利用すると、端末にRFIDリーダーライター機能が付加できる。パッシブ型、アクティブ型のデュアル対応となる。RFIDカードは総務省の委託研究「ユビキタス・プラットフォーム技術の研究開発」によるもの。製造メーカーは日立製作所となる。


 



(津田 啓夢)

2010/7/14/ 21:21