【WIRELESS JAPAN 2009】
sidekickを展示するシャープ、各種体験コーナーも用意
シャープのブースでは、国内向けに投入している携帯電話のタッチ&トライコーナーや、携帯電話向け技術の体験コーナーなどが展開された。
ブースでは、NTTドコモ、au、ソフトバンクなどに供給している携帯電話のタッチ&トライコーナーのほか、シャープの技術力を活かした特徴的な機能については、別コーナーで体験型の展示を行っていた。
「SOLAR PHONE SH002」ではソーラーパネルモジュールが展示され、太陽光を模した光で発電するデモが実施された。また、1000万画素カメラ搭載モデルなど、デジタルカメラ機能にも注力するシャープでは、CCDカメラの性能を紹介するための暗室を用意して、CMOSカメラと比較できるようにしていた。さらに、笑顔を検出してシャッターを切る機能や、動く被写体を追尾してフォーカスし続ける機能などの体験コーナーも用意されている。
携帯関連ではこのほか、海外で投入している人気モデル「sidekick」の最新端末などが展示された。従来の「sidekick 3」(PV200)は、GSM端末だったが最新モデルの「sidekick LX」(PV300)は3Gに対応し、カメラの画素数などが向上している。ブースでは「PV200」も展示されていた。説明員によれば、sidekickシリーズは海外で人気を維持しており、若いユーザーのメッセージング端末として人気があるという。
さらに、ブースにはシャープのノートパソコン「Mebius」も展示されており、光センサー液晶パッドで描いたイラストを携帯電話に送信するデモなどが行われていた。
サービス関連では、Windows Mobile端末向けのリアルタイム手書きコミュニケーションツール「手描きチャット」のソリューションを展示していた。
「手描きチャット」は、対応端末同士で、手描きの文字やイラストなどをリアルタイムにやりとりできるコミュニケーションツール。WILLCOM 03に対応している。シャープではこのアプリのAPIを公開し、ASPとしてコンテンツプロバイダーに供給している。
今回のブースでは、各コンテンツプロバイダーが導入している手描きチャットサービスが紹介された。また参考出品となるが、パソコンにも対応範囲を拡大し、フェイスのオンラインゲーム上に手描きチャット機能が追加されていた。シャープでは対応先を順次拡大していく方針だという。
(津田 啓夢)
2009/7/22/ 22:51