シャオミが「Xiaomi Buds 4 Pro」「Xiaomi Watch S1 Pro」を発表

　シャオミは、フルワイヤレスイヤホン「Xiaomi Buds 4 Pro」とスマートウォッチ「Xiaomi Watch S1 Pro」を発表した。

　26日（現地時間）、スペイン・バルセロナでの発表会で、スマートフォン新機種「Xiaomi 13」シリーズと同時に発表された。日本での展開については触れられていない。

Xiaomi Buds 4 Pro

　フルワイヤレスイヤホンの「Xiaomi Buds 4 Pro」は、デザイン性や音響性能、アクティブノイズ機能などを特徴に打ち出した新製品。価格は249ユーロ（約3万6000円）。

　ソニーのLDAC対応で、最大990kbpsのデータ転送レートと最大32ビットのビット深度をサポート。ワイヤレスでのハイレゾオーディオもサポート。

　ビルトインディメンショナルオーディオ（Built-in Dimensional audio）として紹介された機能は、いわゆる空間オーディオとなるもので、ユーザーの頭の動きを検出し、音源の空間的な位置関係にあわせて調整して再生してくれる。

　駆動時間は、1回の充電で最大9時間、充電ケースを使用すると最大38時間。

　デュアルデバイス接続機能で、繋がる先のスマートフォンなどのデバイスをシームレスに切り替えられる。

　バッテリー内蔵の収納ケースは、片手で取り出せるよう設計されている。

　新機能という「インテリジェント・フィット・モニタリング」で、長い時間でもより快適に音を楽しめる。

　カラーバリエーションは、スターゴールドとスペースブラックの2色。

　専用アプリ「Xiaomi Earbudsアプリ」では、初めてサウンド設定を調整できるようになったという。また、アプリでは、ANCモード、外部音取り込みモード、ディメンショナルオーディオ、デュアルデバイス接続などを設定できる。

Xiaomi Watch S1 Pro

　「Xiaomi Watch S1 Pro」は、時計らしいデザインを志向しつつ、現代的なスマートフォンとしての機能を備えた新製品。直販価格で299ユーロ（約4万3000円）と329ユーロ（約4万7000円）。

　サファイアクリスタルガラスで覆われた1.47インチAMOLEDディスプレイや回転式リュウズを備える。カラーバリエーションとして、シルバーケースにブラウンのレザーストラップ、ブラックケースにブラックのフッ素ゴムストラップの2種類がラインアップされる。ウォッチフェイスは100種類以上から選べる。

　スポーツの記録では、消費カロリー、運動強度、睡眠モニタリング、心拍数、SpO2などを計測でき、100種類以上の運動をリアルタイムでトラッキングできる。たとえばランニングでは、初心者向けプログラムや、脂肪燃焼・持久力向上に向けたトレーニング、心肺機能を強化するインターバルトレーニングなど、あらかじめ用意された10のプログラムを利用できる。

　バッテリー駆動時間は最大14日間。急速充電対応で、10分充電すると2日間利用できる。ワイヤレス充電ドックが付属しており、85分で100％まで充電できる。

　AIノイズキャンセリングアルゴリズムを備え、「Xiaomi Watch S1 Pro」で通話する際には、よりクリアな音質で通話できる。