【Mobile World Congress 2018】

ZTE、4万円を切るウルトラワイド画面+デュアルカメラ搭載機「Blade V9」

 ZTEは、Mobile World Congessでのプレスカンファレンスで、新製品「Blade V9」を発表した。手頃な価格帯でウルトラワイドディスプレイやデュアルカメラなどのトレンド機能を押さえた機種。あわせて、より安価な「Blade V9 VITA」も発表されている。

 Blade V9の価格はメモリ3GB+ストレージ32GBモデルで269ユーロ(約3.5万円)、4GB+64GBのモデルが299ユーロ(約4万円)。Blade V9 VITAは2GB+16GBのモデルが179ユーロ(約2.4万円)、3GB+32GBのモデルが199ユーロ(約2.6万円)となっている。いずれのモデルも日本での発売はアナウンスされていないが、3月より各国で順次発売される予定。

Blade V9。本体カラーに応じて前面ベゼルの色が異なる
背面がガラスパネル仕様。「Aurora Glass」という複層構造になっている
左側面
右側面
背面中央に指紋認証センサを搭載
側面の金属フレームのカラーもカラバリごとに異なる
画面比率は80%超え

 Blade V9は18:9ウルトラワイド比率の5.7インチ液晶ディスプレイ(2160×1080ピクセル)を搭載する。左右も狭額縁仕様で、前面の面積に対する画面の比率は83.6%と高い比率で、幅70.6mmのコンパクトなサイズに大画面搭載を実現している。

ウルトラワイド比率のディスプレイを搭載
カメラの撮影画面
夜景撮影も得意とする

 背面カメラはデュアルカメラ仕様。解像度は16メガピクセルと5メガピクセルとなっている。2つのカメラを使って被写体の背景をぼかせる(Bokehエフェクト)。高感度撮影も強化され、夜景撮影や暗所での人物撮影などにも強いことがアピールされている。

 チップセットはSnapdragon 450で、1.8GHzのオクタコア構成。OSはAndroid 8.1。バッテリー容量は3200mAh。大きさは151.4×70.6×7.5mm、重さは140g。Black、Gold、Blue、Greyのボディカラーが用意される。

 同時発表の「Blade V9 VITA」は、ウルトラワイドディスプレイやデュアルカメラなどは「Blade V9」と共通。一方、チップセットはSnapdragon 435、ディスプレイは5.45インチ、カメラ解像度は背面が13メガピクセル+2メガピクセルと前面が5メガピクセルと、スペックを抑えた。

 また、「Blade V9」は側面が金属フレーム、背面がガラスパネルとなっているが、「Blade V9 VITA」は側面と背面が一体化し、無光沢仕上げの樹脂製となっている。「Blade V9 VITA」の大きさは146.8×68.7×7.6mm。

Blade V9 VITA
背面
左側面
右側面
側面と背面が滑らかな曲面で一体化している
黒のモデル
リシン・チェンCEO

 発表会ではZTEのリシン・チェン(Lixin Cheng)CEOが登壇し、北米などでシェアトップ5内の地位を確保していることや、日本ではNTTドコモから発売されている2画面スマホ「AXON M」が北米や欧州、中国でもローンチすることが語られた。

北米などでシェア4位を確保
AXON Mはグローバル展開。バルセロナ市内ではVodafoneショップでの展示も始まっていた