【Mobile World Congress 2013】

キャタピラーブランドのタフネススマホ「CAT B15」

CAT B15

 Bullit Mobileのブースでは、建設重機などを手がけるCaterpillar(キャタピラー)と共同で、キャタピラーの「CAT」ブランドを冠するタフネス仕様のスマートフォン、「CAT B15」を展示している。

 CAT B15は、水深1mで30分の耐水性能(IP5X相当)、対塵性能、1.8mの落下に耐える耐衝撃性能、マイナス20度からプラス55度までを耐える対温度性能を備えている。ディスプレイはコーニングのゴリラガラスを採用し、濡れた指でもトラッキングできる機能もあるという。

 本体のサイズは125×69.5×14.95mmで重さは170g。両サイドにアルミのパーツが使われているなど、強度を得るために重たくなっているという。

両サイドのシルバーのパーツはアルミニウム
右側面。音量ボタンの真ん中にあるのはプッシュトゥトークのボタン
左側面。micro USBコネクタが防水カバーで隠されている
ホームボタンなどはタッチセンサー式
上端にはイヤホンマイク端子と電源ボタン
背面のバッテリカバーはスライド式のロックスイッチで固定されている

 CAT B15は、3月~4月に欧州で発売予定で、330ユーロ(3万6000円)程度になる見込み。日本での発売予定はなく、メニューの表示言語設定は、欧州や中東、アジアの多彩な言語が用意されているものの、日本語は用意されていない。端末製造はBullit Mobileが担当している。

 プラットフォームにはAndroid 4.1を搭載。ホームアプリなどのUI(ユーザーインターフェイス)はAndroid標準のほぼそのまま。プロセッサは1GHzのデュアルコアでシステムメモリは512MB。4GBのストレージや5メガピクセルのカメラを内蔵する。通信機能はUMTS(W-CDMA)とGSM、Bluetooth、Wi-Fiに対応。SIMカードは通常サイズで、2枚のSIMカードを同時に利用できるデュアルSIM仕様。FMラジオやプッシュトゥトーク機能も搭載している。

2枚が重なるように挿入されるSIMスロット
「Cat Rental」などのオリジナルのアプリも搭載される

白根 雅彦