【Mobile World Congress 2011】
HP、webOS搭載の新端末3機種を披露


HPのブース

 HP(ヒューレット・パッカード)のブースでは、2月10日に発表されたwebOS搭載の3端末「TouchPad」「Pre3」「Veer」がさっそく披露されており、実際に触れることが可能になっている。

 ブースの担当者が大々的に披露しているのは、9.7インチのディスプレイを搭載したタブレット型端末「TouchPad」。大きな特徴は、同時に発表された「Pre3」「Veer」とデータを手軽にやりとりできる機能。「TouchPad」の画面横にある場所に「Pre3」「Veer」などをかざすと、今開いているWebページのURLをそのまま持ち出すといったイメージでデータをやりとりできる。

 webOSはHPが買収したPalmの開発したモバイル端末向けのOS。作業中のアプリはホーム画面に戻るとスタックされ、起動中のアプリが横に並んでいく仕組み。「TouchPad」は1GHz駆動のSnapdragonを搭載している関係もあってか、軽快に動作している印象だった。

「TouchPad」
Touchstoneのデモ。対応端末(写真ではPre3)をかざすと、画面に波紋が広がるTouchPadのURLが送信され、Pre3でも自動的に同じWebサイトが開いた
キーボード画面

 ブースでは「Pre3」「Veer」の実機も用意されている。Pre3はラウンドフォルムが特徴のスライド型端末で、スライドを開くとフルキーボードが現れる。VeerはPre3を小型にしたイメージの端末で、手の中にすっぽりと収まるサイズ感が特徴。フルキーボードはかなり小型になっているが、凸になっているキートップをプチプチと押す感覚が印象的だった。

Pre3
Veer

 



(太田 亮三)

2011/2/16 11:30