【2011 INTERNATIONAL CES】
デュアルコア端末やLTEスマートフォンを出展したLGブース


LGエレクトロニクスのブース

 LGエレクトロニクスのブースでは、米国キャリア・Verizonの発表を受けてLTE対応スマートフォン「LG Revolution」の展示が開始された。同端末はVerizonのCDMAおよびLTEネットワークに対応しており、HDMIやDLNA機能を備える。LTEでテザリングを行う「4G Mobile Hotspot」も搭載する。ディスプレイは480×800ドットのWVGA。CPUにはクアルコムのMSM8655を採用する。

Verizonの発表前には、端末をお披露目する時間が告知されていた14時ちょうどに展示を覆っていたボードが外され、「LG Revolution」が姿を現した
「LG Revolution」の外観動画の閲覧もスムーズに行える
側面にはHDMI端子を備えるLTE/CDMAのデュアルモードと、CDMAオンリーモードの2種類を用意
DLNA機能も内蔵している「4G Mobile Hotspot」と呼ばれるテザリング機能をサポート

 展示されていた端末は実際にLTEでネットワークにつながっており、ブラウジングなどを試すことができた。本誌のPC版ページを開いたところ、数秒で全体が表示され、快適にブラウジングできた。動画の読み込みもスムーズ。ただし、PCでLTEを使用した際のように一瞬でページが現れることはなく、描画などの処理に時間がかかっていることがうかがえる。


ケータイ WatchのPC版ページを読み込んでみた(クリックで動画再生)

デュアルコアが特徴の「Optimus 2X」

 また、昨年12月に発表されたNVIDIAのデュアルコアプロセッサー「Tegra 2」を搭載した、「Optimus 2X」もスマートフォンの目玉として展示されていた。同機種は1080pのHD動画撮影が可能で、チップセットの性能を活かしたゲームも充実している。OSにはAndroid 2.2を採用。HDMI端子やDLNAも備える。端末を操作してみたところ、高速なスクロールでも全くもたつくことがなく、指の動きに画面がしっかり追従した。ハイクオリティなグラフィックのゲームも滑らかに動くなど、プロセッサーの性能の高さがうかがえた。


CPUの性能を活かし1080pでの動画撮影が行えるグラフィックに凝ったゲームも非常にスムーズに動く
端末の上部にはHDMI端子を備えるOSはAndroid 2.2となる。DivXの動画再生もサポート

 CESに合わせて発表されたばかりの薄型スマートフォン「Optimus Black」も、来場者の注目を集めていた。同端末の厚さは約9.2mm。5日に発表されたソニー・エリクソンの「Xperia arc」よりはやや厚みがあるものの、スマートフォンとしてはスリムな部類に入る。OSにはAndroid 2.2を採用。4インチのワイドVGAディスプレイや500万画素のCMOSカメラを備える。


薄さを武器にする「Optimus Black」厚さは約9.2mmで、スマートフォンとしては薄い

 また、同社のブースには、先日NTTドコモから発売された「Xi」向けのモデム「L-02C」が展示されていた。同モデルには「マーケティング上の呼称」(説明員)である「Shark」という名前が付けられていた。

 



(石野 純也)

2011/1/7/ 19:39