ソフトバンクテレコムのビデオ会議システム、iPhone/iPadに対応


 ソフトバンクテレコムは、クラウド型のビデオ会議システム「ホワイトクラウド ビデオカンファレンス」で、新たにiPhoneやiPadといったスマートデバイスから利用できる機能を追加する。

 「ホワイトクラウド ビデオカンファレンス」は、複数の事務所を結ぶサーバーをクラウド型で提供するビデオ会議システム。これまでビデオ会議専用端末でのサービスが提供されてきたが、今回の機能拡充によりビデオ会議専用端末を用意せずとも、iPhone 4、iPhone 4S、iPad 2、あるいはパソコンと3G/Wi-Fiの組み合わせといったスマートデバイスから利用できるようになった。専用端末を利用せず、スマートデバイスだけでの利用も可能で、1契約につき2台~120台まで利用できる。なお、Android端末は非対応で、現在のところ、対応時期などは未定。

 iPhone、iPad向けアプリは無料で提供される。利用時にはログインIDが必要で、利用するデバイスをあらかじめ登録しておくことで、なりすましなどを防ぐ。既に導入済の他社製ビデオ会議システムとの接続機能も用意されている。

 iPhone、iPadといったスマートデバイスからの利用料は、初期費用がID1つにつき5250円、月額利用料がID1つにつき3150円となる。なお、「ホワイトクラウド ビデオカンファレンス」でビデオ会議専用端末を使うプラン(タイプ1)を申し込んでいると、スマートデバイスの月額利用料は1000円安くなる。タイプ1の利用料は接続形態などによって異なるが、インターネット接続だけの場合、初期費用が10万5000円、月額利用料が3万1500円。

 ソフトバンクテレコムでは、外出先のスタッフが対応しきれない状況でも、オフィスにいる専門スタッフがサポートするなど、スマートデバイスの機動性と映像を含むわかりやすいコミュニケーションを両立できるサービスとしている。

(関口 聖)

2012/2/15 18:05