トレンドマイクロの法人向けセキュリティ製品、Androidに対応


 トレンドマイクロ株式会社は、法人向けセキュリティ製品の最新版「Trend Micro Mobile Security(TMMS)7.0」を発表した。8月1日より注文の受付を開始する。

 「TMMS」は、法人向けのスマートフォン用セキュリティ製品。これまでWindows Mobile対応版が提供されてきたが、今回の「TMMS 7.0」では、新たにAndroid 2.1以上のデバイスもサポートされている。セキュリティ対策と集中管理が行える「スタンダード」と、さらにデバイス管理まで行える「アドバンス」と2種類のライセンスが用意される。

 セキュリティ対策機能としては、不正なプログラムの検索、不正なサイトへのアクセスを防止する機能などとなり、集中管理機能では、ソフトウェアのバージョンやパターンファイルの情報を一元的に管理でき、さらに11月頃には、不正プログラム対策などの設定(ポリシー)を一括で管理できる機能、ウイルス定義などパターンファイルを強制的に更新できる機能などが強化される。同時期には、集中管理の新機能として不正プログラムなどの情報を一元的に管理できる「ログ管理機能」が実装される。

 アドバンス版で利用できるデバイス管理では、盗難/紛失に備え、リモートロックや端末内データの遠隔消去、GPSでの端末位置の検索、カメラなどの使用制限などのデバイス管理ができる。

 スタンダード版の価格は、250~499アカウント導入時で、1年間のサポート料を含め、1アカウントあたり3110円。同じ条件でのアドバンス版の価格は1ライセンスあたり6220円。1年ごとの契約が必要で、契約更新料は、新規価格の50%となる。

 




(関口 聖)

2011/7/7 12:32