グリー、北米や中国向けのソーシャルアプリ流通を支援


 グリーは、ソーシャルアプリ開発会社を対象に、北米や中国の開発パートナーの日本進出、国内開発パートナーの北米進出を支援する。

 グリーは、アプリ開発会社を対象としたクラウドコンピューティングサービス「GREEクラウド」を展開している。これまでもホスティングサービスを提供してきたが、より安価でコストパーフォンマンスが高いという。SNS基盤のグローバル化を進めるグリーは、2011年1月に中国のインターネット事業者Tencentと業務提携し、ゲームプラットフォームの仕様を共通化する計画を発表。4月には、「OpenFeint」を買収し傘下におさめている。

 今回、「GREEクラウド」のサービスが拡充され、北米や中国の開発パートナーの日本進出、国内開発パートナーの北米進出を支援するプログラムが用意される。GMOインターネットは、国内の開発会社向け北米展開プランと、北米開発会社の国内展開プランを提供し、GREEクラウドでは通常価格より10%OFFで提供される。

 中国の開発会社が国内展開するためのプランはフリービットが提供する。「GREEクラウド」向けは特別価格となり、初期費用が無料となるほか、月額費用が10%割引きされる。また、アプリケーションリリースの準備期間(最大1カ月)と、リリース後の4日間については、Webサーバー用仮想サーバーが10台まで無料となる。

 




(津田 啓夢)

2011/6/6 13:29