TIのOMAP4を搭載したAndroid向け開発キット


「BlazeMDP」

 日本システムウエアは、テキサス・インスツルメンツ(TI)のOMAP4プラットフォームを搭載した「Blaze モバイル開発プラットフォーム」(BlazeMDP)を28日に発売する。販売価格はシステム一式で41万7900円。

 今回発売されるBlazeMDPの最新版は、デュアルコアで1GHz駆動の「OMAP4430-1000」を搭載した開発キット。ハードウェア設計からミドルウェア開発、アプリケーション開発までを行える製品として提供される。システムにはマルチタッチ対応の2つの液晶ディスプレイや12メガピクセルのカメラ、プロジェクターなどに加え、無線LANやBluetooth、各種のセンサーが搭載されている。第3画面をサポートするHDMI出力も用意されており、フルHD対応を謳うOMAP4プラットフォームを活用した開発が可能になっている。

 「BlazeMDP」の販売では、品質チェックや初期不良の交換がサポートとして提供される。また、オプションとしてAndroidのポーティングとデバイスドライバ開発、ハードウェアの拡張、無線通信規格の認証代行などのメニューも用意されている。

 なお、「BlazeMDP」は5月12日より東京ビッグサイトで開催される「第13回 組込みシステム開発技術展」(ESEC)でデモ展示が行われる予定となっている。

 

(太田 亮三)

2010/4/28 06:00