SIP対応IPキーテレフォン「UNIVERGE Aspire X」機能強化


UNIVERGE Aspire X

 NECとNECインフロンティアは、中小規模事業所に向けたSIP対応IPキーテレフォン「UNIVERGE Aspire X(ユニバージュ アスパイア エックス)」の機能強化を実施し、2月2日より出荷開始すると発表した。

 新機能を搭載した「UNIVERGE Aspire X」システムの参考価格は、VoIP4ch、12ボタンデジタル多機能電話機8台、ルーターユニット内蔵、AXモバイルリンク機能を用いた携帯電話接続4台の場合で64万円。今後1年間で2万システムの販売を目指す。

 今回の機能強化のポイントは、各通信キャリアのFMCサービスや光アクセス回線への対応、および「UNIVERGE SV8000シリーズ」との連携強化。具体的には、新たにNTTドコモ「オフィスリンク」に対応し、「UNIVERGE Aspire X」の内線電話機とFOMA携帯電話間で内線番号呼び出しや内線通話を行うことが可能になった。

 また、IP電話サービス「KDDI 光ダイレクト」のオプション「着信転送サービス」利用可能端末の拡張、NTT東西の法人向けひかり電話オフィスタイプのアクセス回線として、従来のBフレッツに加え「フレッツ 光ネクスト」の直接収容に対応した。

 このほか、「UNIVERGE Aspire X」とSIPサーバー「UNIVERGE SV8300/8500」間の内線相互呼び出しに対応するなどの機能強化を行なった。

(工藤 ひろえ)

2010/1/25 09:10