本日の一品

ブックスタンド「actto BST-02」を使ってみた

 「actto BST-02 ブックスタンド」は、大手ショッピングサイトの「書見台カテゴリーベストセラー第1位」に長く君臨している、ファンも多い一品だ。本をセットしておけば、触れずともページを開いておけるという品で、読書するときだけではなく、参考書を置くなど勉強で活用する人もいるらしい。

仕様には厚み62mmまで対応、18段階のプレート傾斜角度調整が可能とある

 さっそく文庫本で試してみると、少しサイズがあわず、ページ押さえのバーが本をかすめる。読書といったら文庫本なのにこれでは使いづらいが、文庫本の後ろに他の本など厚みのあるものを置く。するとバーは安定した位置になり、問題なく読める。

薄い本の場合、左右のバーの間の長さ20cmに満たないと押さえられない
本の後ろに何か置いてあげることで問題なく読める
厚さは圧巻の約42mm

 同じ文庫サイズであっても、京極夏彦氏の著作のように、厚みのあるものはページ押さえが効いた。片手で読むには少しつらい気もするこのような本にはブックスタンドは最適だった。

 次はもっと大きな本を試してみた。選んだ本の大きさは265mm×370mm×43mm。写真集や美術書に多いB4判より若干大きい。重さは約4kg。普段なら、机に平置きせずには読むことはできない。

 「actto BST-02」に置いてみる。さすがに直立に近い角度だと前へ倒れてしまったが、通常読むような角度では問題なく使えた。角度を変えてみても、倒れたり後ろに滑っていくようなことはない。普段読むような本であったら、問題なく対応できる。

しっかり支えられている。
低い傾斜角度でも大丈夫
文字が隠れてしまう。無念。

 ひとつ残念なのは、本を押さえるバーがたまにテキストにかぶってしまうこと。バーの先の下にちょうど文字がくると、ページをずらさなくてはいけない。

 ブックスタンドを購入して1カ月。料理しながら、パソコンやスマホで作業しながら、お茶を飲みながらの「ながら読み」がとてもはかどるようになった。また姿勢よく読むことができるので、いつもの読書に比べ首へ負担も少ない。読書だけではなく、「これが学生時代になかったから勉強がはかどらなかったんだ……」と勉強嫌いだった過去への責任転嫁を繰り出したくなるほど。春の入学シーズンの贈り物にもおすすめしたい一品だ。

製品名購入場所価格
actto BST-02 ブックスタンドAmazon.co.jp1480円

棗田タカト