本日の一品

大事にしたいモバイルルーターには本革製の専用ケースを

 NEC製のモバイルルーター「Aterm MR04LN」は、現在多くのメーカーから発売されているたくさんのモバイルルーターの中でも、機能、性能的に群を抜いた申し分のない製品だ。筆者も昨年秋よりAterm MR04LNを購入し、月額約500円の「ServersMan SIM LTE」と一緒にエコノミーに活用している。

黒い革に赤いステッチがアクセントのグッドデザインだ

 モバイルルーターのたぐいはどんなに短くても半年、一般的なキャリア契約であれば最低2年は使う通信機器だろう。特に筆者は、サイズ、重量、バッテリーの持ち、機能、パフォーマンス、SIMロックフリーな点など、Aterm MR04LNの多くの特長や機能を全て気に入ってしまったので、間違いなく長く愛用することになるだろう。機能上、自宅以外の屋外や出先に持ち出して使うことも多く、鞄の中で他のモノと擦れたり衝突したりして表面を傷つけることは避けたい。

PDAケースで培った確実なモノづくりが活かされている

 そこで、Aterm MR04LNを収納できるケースを探してみたところ、さすがによく売れているモバイルルーターだけあって、いくつか専用保護ケースやプロテクトシールが見つかった。中でも筆者が気に入ったのは、株式会社ミヤビックスの発売している「PDAIR レザーケース for Aterm MR04LN スリーブタイプ」(以降、PDAIR)だった。

タッチパネルの液晶部分が大きく切り込まれているケースの表面
革の材質や全体の作り、縫製もしっかりしており安心感がある

 筆者が注文したのは、ブラックレザーに縫い糸が赤の「ブラック/レッドステッチ」タイプだ。他にもう1種類、ブラックレザーに縫い糸が白いタイプの「ブラック」モデルが用意されている。

装着はモバイルルーターを押し込んで収納してホックを留めるだけ

 Aterm MR04LNにピッタリなサイズで作られた、スリーブタイプの商品だ。Aterm MR04LNを封筒状の「PDAIR」にスルッと滑りこませた後は、本体を固定するためのホックを止めるだけだ。上面の液晶パネル部分をはじめ、操作に必要な電源スイッチや充電のためのmicroUSBポート、底面のストラップホールなどの要所が開放されたデザインになっている。

電源スイッチ部分は大きくえぐられており操作に支障なく、強度も十分
充電のためのmicroUSBポート部分も革がカットされている

 フィット感や、デザイン、手触りも気に入ったので、ほとんどの時間、装着したままで利用しているが、専用クレードルと一緒に使用するときには「PDAIR」を脱さなけければならない。

 筆者の場合、Aterm MR04LNに宅内ルーターの代わりにするためにクレードルを使ってるわけではなく、単に立てかけられる便利なUSB/AC充電器として使っていただけだったので、充電にはクレードルを使わず、microUSBケーブルの直挿しで充電を行うことにした。

底面部分中央の革のエグリはストラップホールのため
液晶部分のスクエアなカットも問題なく、タッチ液晶は隅っこも使いやすい

 「PDAIR」を手に入れたおかげで、Aterm MR04LNの持ち出しや戸外での活用でもきわめて安心感が増した。表面に露出していた液晶画面も「PDAIR」の革の2mmほどの厚みで、表面から少し後退し、落下時に直接ダメージを受ける確率は多少とも下がっただろう。重量は27g増えた計算になるが、滑りにくく持ちやすさが増したことで、実際の携帯時の手の感覚は変化なしだ。「PDAIR」は全てのAterm MR04LNオーナーに薦めたいベストケースだ。

製品名販売元購入価格
PDAIR レザーケース for Aterm MR04LNミヤビックス4320円

ゼロ・ハリ