本日の一品
UPQのアクションカメラ「Q-camera」を使ってみた
(2015/9/9 06:00)
家具・家電を一気にどかんと24製品も発表した話題の企業、UPQ(アップキュー)。それら製品のほとんどのカラーリングをブルーバイグリーンに統一しているのは、おしゃれかつユニークで目を引く。その中で最も気になったのがアクションカメラ「Q-camera ACX1」だ。
フォルムは「GoPro系」と言って差し支えないもの。ボタン配置も似ており、GoProに触れたことのある人なら使い方で戸惑うことはないだろう。GoProは無難な配色だが、本製品は前述の通りブルーバイグリーンのビビッドな彩色が施されており、デザイン面では本製品の方が筆者は好み。
フォルムはGoProに似ていてもサイズはちょっと違う。GoProはおよそ59×40.5×30㎜であるのに対し、本製品は61.2×42.7×25.2mm。電源ボタンの位置も異なるので、GoPro用ハウジングを流用するのは厳しい。ただ、本製品用のハウジング底部にある蝶ネジ接続部の形状はGoProと同じなので、マウント類は使えるものが多そうだ。
レンズの画角はアクションカメラらしく広角で170度、画素数は約1400万。動画解像度はフルHD(1920×1080ドット)で30fps、HD(1280×720ドット)では30/60fpsと、WVGA(848×480ドット)の60fpsの4パターン。映像がぶれやすい30fpsや、荒い画質のWVGAはあまり視聴には向いていないと思うので、筆者の場合はHD画質の60fpsモードをメインで利用している。なお、動画ファイルはH.264形式で圧縮。1ファイルあたりの最大録画サイズは4GB、フルHD画質での録画なら30~40分程度になる。
試しに撮影してみようと、本製品に付属の自転車ハンドル用マウントを使ってみたが、取り付け作業で問題が発生。シティサイクルなど、直径が細めのハンドル用のマウントなのか、ハンドルの固定に使う蝶ネジの長さが足りなかった。そこで、蝶ネジの取っ手部分を外し、取っ手で隠れていた分だけ長くなったネジを使うことで、なんとか事なきを得た。
参考までに、筆者の自転車のハンドルバー中央付近の直径は31.7mmと、スポーツ用自転車に使うハンドルとしては一般的な太さだ。なお、サンプルとして用意した以下の動画では、映像の見栄えを優先し、ハンドルではなくステムに取り付けて録画した。
動画の画質は十分で、動きも滑らか。ただ、手ぶれ補正機能は備えていないようなので、激しく動き回るスポーツなどにはきつそうだ。本当は広角の効果が活かせる開けた場所で撮影してたかったが、スケジュールと天気の折り合いがつかず、近所で断念した。
静止画に関しては最高で4320×3240ドットと、4Kを超える解像度で撮影できる。歪みや白飛びが発生するが、コントラストははっきりしていて面白い見た目に仕上がるので、個人的には好み。
カメラが被写体の動きを検知すると録画を開始するモードや、一定間隔でデータを上書きしながら録画するモードなども用意されている。前者は監視カメラ、後者はドライブレコーダーとして使う時に役立つだろう。他にもタイムラプス動画やインターバル撮影機能も備え、ユニークな絵作りを楽しめそう。
Wi-Fi機能は非搭載だったり、フルHD動画が60fpsで撮れないなど、性能面で不足に感じる人もいるかもしれないが、価格は2万円未満とリーズナブル。鮮やかな色使いのデザインも好みに左右されるかもしれないけれど、ファッション性は高い。あとは本製品のアクセサリー類がたくさん発売されることに期待したいところだ。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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Q-camera ACX1 | UPQ | 1万7172円(税込) |