本日の一品
ハードディスク2台をまとめて搭載できるケース
(2013/8/8 06:00)
先日のこと、自宅のデスクトップPCが突如ブルースクリーンを表示したのち、うんともすんとも言わなくなった。メモリは交換したばかりだったので、マザーボードか電源か、どこかしら交換すれば治るとは思われるものの、休みの合間を縫って原因究明をするにはPCが使えないダウンタイムが長くなりすぎてしまう。ここは素直にあきらめて、BTOでも比較的納品の早い、ハイエンドなノートPCを購入することにした。最近のハイエンドノートPCはなかなか強力で、クアッドコアCPUも当たり前の世界。CPUにCore i7、メモリは16GBといろいろ盛り込んだモデルを購入し、性能には大変満足している。
さて、環境を移行するにあたって、デスクトップPCに内蔵していた2TBのハードディスク2台が問題になった。外付けにするつもりだったが、ケースを2台接続するとケーブルとACアダプターも2台分になり、スマートでない。前置きが長くなってしまったが、そんな状況を解決するぴったりの製品がラトックシステムから発売されていたので導入した。
ラトックシステムの「RS-EC32-U3R」は、3.5インチのSATAハードディスクを2台内蔵できる外付けケースだ。当初は、ケースは1つ、ドライブは2つとしてぞれぞれ認識するケースが欲しいと思っていた。当初のその希望は、ケースにハードディスクをセットし、USBで接続するだけであっさり達成されたのだが、想定していた以上に機能が豊富だった。初期設定では、搭載したハードディスクがそれぞれ個別に認識されるが、設定を変えることでRAID 1(同容量のドライブ2台に対し、同じデータをそれぞれ書き込むバックアップ用モード)、RAID 0(同容量のドライブ2台を、合わせて1つの大容量ドライブとして扱うモード)、JBOD(異なる容量のドライブを1つの大容量ドライブとして扱うモード)に対応しており、目的に応じて切り替えられるようになっている。USB 3.0に対応しているので転送速度はかなり速く、さらに専用ドライバーソフトを導入すると更に高速化が可能だ。
筐体はハードディスク2台分より一回り大きいだけのコンパクトさ。背面に冷却ファンがあり、アルミボディと併せて熱対策は万全で、高熱時のみファンが動くので静音性にも配慮されている。セッティングも、フタを外してハードディスクを差し込むだけと、ネジや工具は一切使わないので、かなり簡単だった。更に、ディスク交換時に電源を入れたままでも行えるホットスワップに対応しているなど、至れり尽くせりだ。
RAIDで安心安全なバックアップをしたい人にも、単にPC周りの配線をスッキリさせたいという人にもお勧めできる一品だ。
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
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RS-EC32-U3R | ラトックシステム | 7980円 |