本日の一品

日本の製品とは趣が異なる、コンパクトなドイツ製の鉛筆削り

左が「KUM」製の「KB24」。右が「faber castell」製の「sharpener eracer pen」。いずれもコンパクト

 鉛筆削りが必要になった。大人になっても、小学校時代に使っていたお馴染みの文房具が必要になる状況が発生するようだ。文房具屋や書店で見つけた鉛筆削りのデザインは、手回しのハンドルで削るもの、電動で削るもの、削り器の機能だけ残したシンプルな四角く小さなものなど、大きく分けて3種類があるようだ。せっかくだからとヒネリのある鉛筆削りがいいとネットで探してみれば、ドイツの文房具メーカーの鉛筆削りが日本のそれとは異なるのを見てグッときて、「KUM」製の「KB24」と「faber castell」製の「sharpener eracer pen」をカートに入れたのだった。

 「KUM」製の「KB24」は、鉛筆削りでありながらペンキャップのようなデザインが特徴。銀色のキャップのような本体の上部には蓋があり、それをあけると鉛筆削りがあらわれる。削りかすはキャップの中にたまり、鉛筆削りの部品を取り外すことで捨てることができる。ペンキャップになるほどのコンパクトさが特徴であり、シャツやノートに挟めるクリップ部もあるので鉛筆を持ち運ぶときにお勧めの一品と言える。

 一方「faber castell」製の「sharpener eracer pen」は、前者よりはずんぐりむっくりとしたおもちゃのペンのような外観。そのペン先には消しゴムがあり、本体を回すことで消しゴムの芯を出したりひっこめたりすることができる。鉛筆削りは後方にあり、削ると大きなボディ内部に削りかすがたまっていく。常に携えるというわけにはいかないが、ペンケースに入れるといい感じだ。赤色モデルのほか、黒と青のモデルがある。

 どちらもペンケースに入る縦長のデザインで、もちろん両者とも削る機能に問題なし。とはいえ、太ければ力をかけずに削れるが、細ければ力をかけないと削れない。デザインやサイズの違いは趣味に合わせて購入するといいだろう。いずれにしろ、あまり日本ではみかけないデザインの鉛筆削りで、ビジネスシーンはもちろん、学生が学校に持って行っても違和感のないデザイン。ありふれてない鉛筆削りがほしい人には検討してほしい一品である。

それぞれの鉛筆削り部はこんな感じ
鉛筆削り部を取り出してけずりかすを捨てる
製品名製造元購入価格
KB24KUM1260円
sharpener eracer penfaber castell420円

山谷 剛史