ストラップが役立つ、粘着剤の付きづらいオシャレなハサミ
ストラップをつけるだけで、意外と便利になるのは盲点だった。確かにほかの文房具でストラップ対応にできる形状のものはあまりないので、目立つ |
取っ手の片方にラインストーン、もう片方にストラップホール。取っ手についているミゾ部分から分別廃棄のための分解ができるらしい |
テープやシール類を切るときにハサミの刃がベタベタになってしまって、取るのに困った経験は誰にもあるものだと思う。巷にはこの問題を解決すべく、フッ素樹脂加工など、粘着剤の付きづらい加工が施されたハサミが多く販売されており、最近では100円ショップなどでも見かけるようになった。
このハサミは、グルーレス刃と呼ばれる、長期間のりが粘着しづらい「構造」を持ち、一般的なハサミのように、だんだんとフッ素樹脂がはがれていって時間の経過とともにベタベタがつきやすい一般のハサミになっていってしまうことを回避している。ベタベタになったハサミを消しゴムでこする作業が嫌になり、またやたらとベタベタしたものを切ることの多い筆者は、のりが付きにくい部分に惹かれて購入したのだが、このハサミ、意外にも至れりつくせりだった。
まず、グルーレス刃の威力は言うまでもない。ハサミの開閉をスムースにするための樹脂が回転部に仕込んであって、シャキシャキと軽いそうだが、そういった使い心地も申し分ない。そのほかに、取っ手部分にラインストーンが一石あしらってあり、キラリ……と光るなどの「女子ウケする見た目部分」の工夫がなされているのだが、ラインストーンと対象となる部分に開けてある「ストラップホール」が意外にも便利なのだ。ハサミにストラップを付けるという発想はなかったのだが、ストラップを付けることにより、ゴチャゴチャした筆記具立ての中からすぐにハサミが取り出せてイイ!
もちろん、目にも楽しくて「マイ・ハサミ」感が出るのも、オフィスで(同僚が借りていき、そのまま忘れてしまうため)文具がなくなりがちだった筆者にとっては機能的すぎるともいえるナイスな機能だ。ハサミがなくなったときはストラップのキャラクターなり、チャームの種類なりを説明して、○○のストラップつきのハサミ知りませんか? と、説明が簡単なのも良い。
分別廃棄にも完全対応し、ハサミのプラスチック部分と金属部分を分解できるというエコ設計。ただし、一度分解してしまったら、もう元には戻せないので、このハサミとサヨウナラするその時まで、説明書をずっと取って置かなくてはならないかもしれないのが、唯一不便なところかも……などと思っていたのだが、この記事のために写真を撮影していて「この画像ファイルを取っておけばいいのでは……」と気づいたので、もはやノープロブレムだ。
みなさんも、お気に入りのストラップをつけて楽しんでみてはいかがだろうか?
両方の刃の接する面が最小限となっていて、フッ素コートなどよりも長期間ベタベタなりにくいとのこと | パッケージ裏の説明書。分別廃棄の仕方のハウツーが書いてある |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
キリリ (グルーレス刃) | コクヨ | 399円 |
2012/9/6 06:00