家の加工に便利な壁裏センサー


「壁裏探知器 MRO-533」。約千円なので外装デザインも簡素だ

 最近、家の壁にフックを付けたりすることが多くなり、壁の内部を調査するセンサーが必要になる場面が増えた。以前、金属センサーとしての壁裏センサーは購入しているものの、ちょっと高機能そうなものが格安で売られていることを知り、買い足してしまった。

 購入したのは、工具や作業用品の通販サイト「MonotaRO」のオリジナル品「壁裏探知器 MRO-533」。金属だけでなく壁の中の柱も検知できる。さらに、電気の通ったACケーブルまで感知するようになっている。しかもお値段は1008円と激安だ。

 約千円ということで、期待はしていなかったが、木製の柱でも検知してくれ、何かを壁に取り付けるときも安心だ。また、交流電線モードで探査しておけば、誤って電気が流れている部分に釘を打ち付けることもないだろう。

 使い方も簡単で、壁に押し付けて横のボタンを押し、そのままスライドさせながら探査していくだけだ。赤いLEDが4段階に光っていき、対象物が近づいていくこともわかりやすい。しかもボタンから指を離せば電源が切れるため、電源の切り忘れもない。ちなみに電源は最近あまり見なくなった9Vの角型電池を使う。

 検知する際は、壁の表面を滑らせていくのだが、裏側には面ファスナーの片側のパーツを、滑りやすくするための部品として使うという“手作り感”もある。本体にある「マーク」のボタンは何かと思えば、そのボタンの先には突起があり、ボタンを押すと壁に突起が当たり、印の代わりになるシンプルなマーキング機能もついている。

 値段が値段なのでシンプルすぎる壁裏センサーだが、試した範囲ではだいたい検知できている。しばらくは壁へのフック付けなどに大活躍のような気がする。


測定モードの切り替えスイッチ面ファスナーで何かに取り付けるのかと思えば、ただの滑らせるための工夫だった
電源を入れて何も検知していない状態対象物が近づくと両側から点灯をはじめ、徐々に中央がに寄っていく
中央の赤いLEDが点いた場所が最も対象物に近づいた場所だ

 

製品名製造元購入価格
壁裏探知器 MRO-533MonotaRO1008円

 

(江須田)

2012/3/9 06:00