やっぱりコレガいい! ギガビット対応の無線LANルーター


精悍なたたずまいの「CG-WLR300GNV-W」

 コレガといえばアライドテレシス、アライドテレシスといえばコレガである。アライドテレシス製のネットワーク機器には以前から大変お世話になっていて、信頼感が抜群なのである。それゆえに、新居へ引っ越した後、ちょっとしたトラブルに直面したあの日に、すかさずコレガの最新無線LANルーター「CG-WLR300GNV-W」をぽちっと購入してしまったのは当然の成り行きといえた。

 例えば、重厚な金属筐体と、前面に並んだディップスイッチが男らしいアライドテレシスのスイッチングハブ。何年も電源を入れっぱなしにしていたものの、誤動作したことは一度もなかった。例えば、元々アライドテレシスの子会社でその後吸収合併されたコレガの無線LANアクセスポイント。どこに置いても目立たないコンパクトさとデザインのかわいらしさが魅力で、やはり数年間つけっぱなしにしながら不具合は発生しなかった。つい最近までは、この2つのお気に入り機器とともに快適なインターネットライフをエンジョイしていたのである。

 ところが、新居に引っ越したのを機に光回線に切り替えたところ、これらのお気に入り機器が両方とも使えなくなる事態に陥った。詳細は長くなるので省くが、光回線用に貸与されたモデムでは、インターネットに同時に接続できるのが1クライアントのみだった事が発端であった。お気に入り機器たちをどのように設定しても、2つ以上の無線クライアント機器の同時接続ができず、当然、所有しているパソコンやスマートフォン、ゲーム機などインターネット接続が必要な合計6台をカバーするのは到底不可能。唯一の解決方法は、新たにルーターを購入することだった。

 ルーターといえばネットワーク機器、ネットワーク機器といえばアライドテレシスであり、コレガである。わたしは真っ先にコレガのWebサイトにアクセスするやいなや、発売間もない最新の無線LANルーターを15秒で発見し、2分後には直販サイトで注文ボタンをクリックしていた。無線だけでなく有線でのギガビット接続も可能な「CG-WLR300GNV-W」だ。「USBデバイスサーバ機能」というキーワードに軽く心をときめかせつつ、商品の到着を正座して待った。

 利用している光回線はマンションタイプのため、通信速度が100Mbps近くになることはまずない。せいぜい40~50Mbps出れば良い方なのであるが、「CG-WLR300GNV-W」の最大300Mbpsという無線LAN通信速度は、有線でなくても光回線の実用速度を余すことなく使えるだろうという安心感がある。また、2LDKの各部屋を閉め切った状態でも隅々まで届くほど無線電波の到達範囲が広い。スマートフォンやタブレット端末などを、トイレやベランダで思う存分使いたい家庭の爪弾き者にもぴったりである。

 そして、期待の「USBデバイスサーバ機能」では、USBのモノクロレーザープリンターを接続し、別の部屋にあるWindowsパソコンやMacから無線LANプリンター的に利用している。無線LAN対応プリンターをわざわざ購入せずとも、USB接続のプリンターさえあれば、少人数の会社や事務所では十分実用に耐えられそうだ。窓際に追いやられても問題ない。

 一つだけ気をつけたいのは、無線電波の到達範囲が広いために、セキュリティ設定をしっかりと確認しておきたいという点。とりあえずインターネットに接続するだけであれば、セットアップはシンプルな1枚のマニュアルを読むだけで、短時間で完了してしまうが、SSIDのステルス化、キーの暗号化、Macアドレス制限などで、安全性を高めて使いたい。何はともあれ、わたしはもはやコレガないとインターネットライフをエンジョイできない体になってしまっているのである。

WAN側を「つながるポート」と表現するなど、丁寧な説明で配線ミスは少ないはず本体前面にあるUSBポート。ここからプリンターやスキャナーなどに接続して複数のパソコンから利用できる
これまで使ってきたお気に入り機器。特にスイッチングハブの雰囲気が秀逸と思う

 

製品名製造元購入価格
CG-WLR300GNV-Wコレガ8980円

 

 

(hinotomi)

2011/8/24 06:00