手が大きい人でも握りやすい、5ボタンのBluetoothマウス


製品パッケージ。ホワイトのほか、ブラック、シルバーをラインナップ。Bluetoothレシーバは付属しない

 ネットブックに搭載される機会が増えたことから、対応製品が着実に増えつつあるBluetoothの周辺機器。なかでもマウスについては、ネットブックのタッチパッドの面積が狭く使いづらいこともあって、ネットブックを購入したユーザーが後日買い求めることが多いそうで、各社のラインナップも拡充されつつある。

 さて、今回紹介するのは、エレコムから発売されている5ボタンのBluetoothマウス「M-BT4BLシリーズ」だ。Bluetoothマウスの多くはモバイルを前提とした小柄なサイズであることから、握りづらく感じることも少なくないが、この製品はやや背が高く、手にフィットしやすい。手が大きな男性でも使いやすい製品だ。

 ホイールは、回転時に手応えがあるオーソドックスなタイプ。最近は高級マウスを中心に独特な使い勝手を持つホイールが増加しており、無難な仕様のホイールを持つ製品は珍しくなってきている。そうした意味で、本製品のホイールは万人になじめるタイプで、向き不向きを気にせずに導入できるのはメリットだろう。

 5ボタンマウスということで、左側面の親指があたる位置に2つのボタンがついている。マウスの左側面のボタンは人差し指ではなく親指で操作するのが正しいと個人的に思っているので、このボタン配置はありがたい。デフォルトではブラウザの「戻る」と「進む」が割り当てられているが、筆者はマウスボタンに独自のコマンドが割り当てられるフリーソフト「X Wheel NT」を用いて、ブラウザ「Firefox」のタブ切替に相当する「Ctrl+Tab」を割り当てて利用している。

 高級マウスのような独自機能こそないものの、5ボタンマウスとしてベーシックな機能を備えつつ、レーザー方式を採用して価格も3000円台とリーズナブルな本製品。筆者がこれまで使ってきたいくつかのBluetoothマウスでは、握り心地やスイッチの感触など、どこかに小さな欠点があることが多かったが、本製品はそうした欠点も感じられない。万人にオススメできる製品だと言えそうだ。

製品本体。形状は比較的オーソドックスだ左側面に2ボタンを備える。ブラウザの戻る・進むが割り当てられている
マウスの上にあるボタンを用いて、カウントを800/1200/1600cpiの3段階に変更できる電池(単4形×2)は後部から挿入する
センサー穴は前方寄りで、中央にあるので操作しやすい。地味に評価できるポイントだ背が高いので手が大きくてもホールドしやすい
側面ボタンは人差し指ではなく親指で操作するタイプ

 

製品名製造元購入価格
M-BT4BLWHエレコム3980円

 

 

(山口 真弘)

2009/10/19 06:00