本日の一品
AirTagより安くて薄くて財布に最適な探せるスマートトラッカー「BSST01BK」
2024年10月1日 00:00
外出時の置き忘れや紛失などを防止するスマートトラッカーは、ここ最近多くのメーカーが参入し、選択肢も広がってきています。とりわけiPhoneやiPadなど、アップル製品の「探す」に対応したスマートトラッカーは選択肢が大幅に増えているようで、アップルの「AirTag」以外にもさまざまな形状のものや、独自の仕組みを備えたものなどが出てきています。
そしてそのひとつに挙げられるのが、バッファローの「BSST01BK」というもの。これはカードタイプのスマートトラッカーで、主として財布やカードケースなどに入れて使用することが想定されているものです。
それゆえ形状はAirTagとは大きく異なり、サイズはほぼクレジットカードと同じで大きめではあるのですが、その分薄い。AirTagは財布に入れるとどうしても厚さが生じて収まりが悪いことから、財布やパスケースなどの紛失防止用としてはBSST01BKの方が活用しやすいといえます。
実際に厚さを確認すると、サイズはクレジットカードとほぼ同じで、厚さは公称値で2.4mm。実際に比べてみるとクレジットカード2枚分よりやや厚い、といったところのようですので、大抵の財布のカード入れには十分収まるでしょう。
また意外に役立つと感じたのが、鞄の中に入れる時です。AirTagは小さいが故にうまく固定ができず、鞄の中ですぐ動いてしまうことから、筆者の経験上鞄の中でどこに入れたのか分からなくなってしまう……ということが少なからずあります。ですがSST01BKは薄いので荷物の隙間に入れておくことができ、その分固定もしやすいので収まりが良い印象です。
ただ、iPhoneの「探す」に対応したカード型のスマートトラッカーはほかにもいくつか種類が存在するので、BSST01BKのメリットはどこにあるのか……といいますと、それは“安さ”です。AirTagは4980円、競合のカード型スマートトラッカーは筆者が確認したところ4000円を切るかどうかというものが多いようですが、BSST01BKの価格は2980円と、3000円を切る価格設定となっています。
ただ安さを実現に影響している要素もいくつかありまして、1つは販路を絞っていること、そしてもう1つはiPhoneの「探す」で使える以外の機能が用意されていないことです。AirTagのようにNFCで連絡先を確認する機能もなければ、専用のアプリを用意して機能を追加する仕組みなどもありません。
もちろんAndroidデバイスでは使うこともできませんし、AirTagのように電池交換ができる仕組みや、充電できる仕組みもありません。およそ3年でバッテリーが寿命を迎える、使い切りタイプであることにも注意が必要でしょう。
ですが「探す」アプリを使って位置を確認できるのはもちろんのこと、AirTagとは違いブザー音ではありますが、アプリ上から音を鳴らすことも可能。IPX6等級の防水を備えており万が一濡れてしまっても安心して使えるなど、スマートトラッカーとして必要十分な機能を備えているのは確かです。
それゆえ機能は最小限でいいので、多くの荷物にスマートトラッカーを入れておきたいというiPhoneユーザーには適したデバイスといえるのではないでしょうか。
製品名 | 発売元 | 実売価格 |
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バッファロー スマートトラッカー BSST01BK | バッファロー | 2980円 |