本日の一品

「根元」からの断線対策!L字コネクター充電ケーブル

 本日は一つ、恐ろしい話を披露したい。それはいつもと同じ寒い朝だった。ベッドを出てトイレに向かう前に、充電が終わった枕もとのiPhoneからケーブルを抜く。全くいつもと同じルーチン。だがほんの少しの違和感があった。かすかに聞こえた「パキッ」という音。ケーブルを見直して、iPhoneを見直して、驚愕した。端子が根元から折れて、本体側に刺さったままケーブルが分離して抜けていたのだ。リアルに「ひえっ」という声を出してしまった。いったん呼吸を整え、iPhoneの電源を落としてから慎重に端子を引き抜いて事なきを得たが、だいぶ肝が冷える出来事だった。

 原因は、端子の根元ではなくケーブルを引っ張って抜いていたこと。完全にこちらの落ち度である。己のズボラさは反省するとして、インターフェイス側で何か防止措置が取れないものかと思っていたところに目に入ったのが、サンワダイレクトから発売されたL字コネクターのケーブルだ。

サンワダイレクトのL字型ライトニング端子充電/データ転送ケーブル 500-IPLM029W

 500-IPLM029Wは、アップル製品向けの、ライトニング(Lightning)端子・USB-Aコネクターの充電 / データ転送ケーブルだ。シンプルかつスタンダードなケーブルで、見た目も白で特徴的な所は無い。唯一、かつ最大の特徴は、ライトニング端子側がL字になっていることだけだ。

 シンプルとはいえ、実際に使ってみるとシンプルゆえの有用性を実感する。ケーブルを持って引っ張ろうにもあらかじめ根元から曲がっているので、そのような誤ったやり方では力がかかりにくく、相当抜けにくい。これなら自然とコネクターを持って挿抜するように強いられる。そもそもケーブルに無理な力がかからないため、被膜が剥がれて中身が露出する可能性も低く、一石二鳥である。

 さらには充電しながらiPhoneを持っても、手のひらにはL字部分が当たることのもケーブルへの接触機会が減り、被膜へのダメージ軽減に貢献している。ベッドで横になりながら保持するのにも邪魔にならない。(ベッドでのスマホは安眠の妨げにはなっているが、それはさておき)

 これまでにもL字コネクタを備えた商品はいくつかあったが、特にメリットを感じずスルーしてしまっていた。実際に使って地味ながらも効果が高いことに驚いた次第である。ケーブルへのダメージに悩まされている方、本体に端子が刺さったまま抜けた経験のあるユーザーにはぜひお勧めしたい。

両端はライトニング端子と、USB-A。ケーブル長は1m、MFi認証済みだ
端子がL字なのでケーブルが直角方向に垂れる
充電中に手で保持しても無理に曲がらないので、ケーブル被膜へのダメージが少ない
商品名購入場所価格
500-IPLM029Wサンワダイレクト本店1580円