本日の一品

傘や杖などスティック状の持ち物に取り付けられるAirTag用シリコンケース

 AirTagをさまざまな持ち物に取り付けるにあたり、うまくいかず苦労するのが、傘のような棒状のアイテムだ。タグをつけるとブラブラして収まりが悪いし、平たい部分がないため直接貼り付けるタイプのケースも使いづらい。傘のほか、体を支えるための杖やステッキもこの部類に入る。

製品パッケージ。傘のほか杖にも使えるとされている

 今回紹介するシリコンケースは、こうした傘や杖にAirTagを取り付けることを想定した製品だ。AirTagを収める本体の上下に2つの輪ゴムのようなリングが付いており、傘や杖の取手の部分に通すことによって、AirTagを保持することができる。

本体。ホルダーの上下に輪ゴムのようなパーツがある
素材はシリコンで、輪ゴムにあたる部分は引っ張って伸ばすことができる
まずはAirTagを本体に取り付ける。指先で押し込めば簡単に挿入できる
挿入完了。白い面=スピーカーのある側が露出した状態になる
横から見たところ。AirTag自体に厚みがあるため、そこそこ分厚い

 取り付ける位置によっては傘や杖を握りにくくなるので、個別に工夫する必要があるが、上下2カ所で保持するため、タグでぶら下げるのと違ってしっかり固定できるのは大きな利点だ。AirTagのスピーカー部が露出した構造になっているので、音が遮られることもない。

傘に取り付けた状態。固定されるのでタグのようにブラブラすることがない
背中から見たところ。横にはみ出るのはAirTagの表面積の広さゆえ仕方ない
横から見たところ。ここでは持ち手の内側に来るよう取り付けているが、反対側のほうが邪魔にならないかもしれない

 気をつけたいのは、持ち手にあたる部分に端から通すため、端に太いグリップなど段差になる部分があると、リングの部分を通せない可能性があることだ。具体的に直径何cmまで通せるかは明言されていないが、例えばスキーのストックのように、握る側にも先端にも本体よりも太くなっている部分があると、分解でもしない限り通せないので注意したい。

 杖やステッキの場合、盗難防止ではなく、自宅内でどこに置いたかを探す目的でAirTagを使うケースもあるはずで、そうした場合に本製品は重宝する。複数のカラーが用意されているので、取付先のアイテムの色に合わせて選ぶのがよいだろう。

杖などに取り付ける場合、先端部にグリップがあると通せない場合があるので要注意だ
製品名発売元実売価格
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