本日の一品

コインサイズのカワイイ「Hue スマートボタン」が出た!

「Hue スマートボタン」

 調光自在のスマートLED照明「Hue」を活用している人には欠かせない(と思う)物理スイッチ。スマートフォンアプリからも操作できるとはいえ、日常的に使う室内照明をHueにしているなら、「Hue ディマースイッチ」とセットで使うのがやっぱり都合がいい。

 ただ、疑問に思っていたこともある。オンオフと調光のためになぜボタンが4つも必要なのか、と。特にオンとオフにそれぞれ1つずつボタンを割り当てる意味がわからない。どっちがオンでどっちがオフか、時々わからなくなったりするし。……などと不満に感じている人がほかにもたくさんいたのだろう。それらを一気に解消する「Hue スマートボタン」というものが新たに発売された。

パッケージ内容
台座にボタン1個だけ

 見ての通り、ボタン1つしかない徹底的に無駄をなくしたデザイン。500円玉より少し大きいくらいのピノみたいな形で、頂点部分を押し込んで操作できる以外、ほかに機能はない。基本的なアプリ上での動作割当の設定は、短押しによる照明のオンオフ切り替えと、オン時の長押しによる調光、という2パターンのみ。くりくり回せる感じもあるが、回しても何も起きない。

500円玉より少し大きく、ビットコイン(物理)よりは小さい

 台座となっているパネルは、従来のディマースイッチよりひと回り大きい。ディマースイッチのパネルにはマグネットが内蔵されていたが、スマートボタンのパネルには内蔵されず、粘着テープとネジ留めのみに対応する。代わりにボタン自体がマグネット内蔵となり、パネルなしで単独で金属などに貼り付けて使えるようになった。ボタンとほぼ同サイズの台座もあるので、金属部以外の場所にもごくコンパクトに固定できるのもいいところ。今までより使い勝手は格段に高まりそうだ。

パネルはディマースイッチより大きい
パネル裏面には粘着テープ。別途ネジを用意すれば壁にネジ留めもできる
ボタンの方にマグネットが内蔵し、金属部に単体で貼り付けられる
ボタンとほぼ同サイズの台座も付属。金属部以外にも固定して使うことができ、取り外しも容易

 ところで、さきほど動作の割り当てはオンオフ切り替えと長押し調光のみ、という話をしたが、このスマートボタン独自の動作設定も可能になっている。従来通り設定した色温度でオンできる以外に、時間帯に応じた適切な色温度でのオンも可能な「時間ベースの照明」という設定を選択できるのだ。

デフォルトで「時間ベースの照明」という設定が選択される
オン時に時間帯に応じて自動で調光状態が変わるように

 これにより、日中は昼白色で、夕方からは電球色で、夜間は暗い電球色で、というような調光がなされた状態で点灯してくれる。生活スタイルに合った明るさを提供してくれて、しかも小さくてカワイイこのボタンは、これからのスマート家電生活をもっと楽しく、快適にしてくれそうだ。

自宅ではダイニングの照明の操作に割り当てている
製品名発売元実売価格
Hue スマートボタンフィリップス2750円