本日の一品
ほとんど役に立たない鼻型コンセントタップ「HANAGA TAP」でハッピー家電生活
2020年9月7日 06:00
家電製品とは切っても切れない関係にあるのは壁面コンセントに挿して使う「分配タップ」や分配タップに延長コードの付いた「テーブルタップ」の類だろう。
昨今はこれらの商品の折りたたみ型や、サージプロテクター付きや電源オンオフスイッチ付きなどの機能が付加価値として追加されたさまざまなバリエーションの新商品が企画製造、発売されている。
特にパソコンや、スマホ、タブレットが急激に増えてきた昨今では、より付加価値の高いIoT系スマートソケット等も仲間に加わり、そのバリエーションはますます増加の一途を辿っている。
筆者も昔からこの手のアイデア満載のハードウェアが大好きで、多くをコレクションしている。本体のサイズからコンセントの口数、インテリジェント度の差など、いろいろバリエーションのある電源タップだが、家電生活を今より更に「便利」にしてくれる商品であるということが共通理解の商品だ。
しかし、今回は、今迄の分配タップやテーブルタップの全てが備えている便利さや、拡張応用の発展性、製品としての合理性を全て無視して、何にも便利には改善してくれない奇妙な一品をご紹介したい。
筆者が手に入れたモノは、鼻型コンセントタップ「HANAGA TAP」というジョークガジェットだ。もうかれこれ7年ほど前にクラウドファンディングにも登場したらしいが、如何せんまだまだクラウドファンディングの認知度も低い頃で、余り芳しい結果ではなかったようなお話を聞いたことがある。
商品はその名前の通り、人間の「鼻」の形を模したシングル電源タップだ。筆者が購入した外観がブラックのモデル以外に、機能スペックは同じでホワイトやスキンカラーのモデルも存在するようだ。
商品のカテゴリーは、電源タップではあるが、シングルタップモデルであり、コンセントの口数を増やしてくれるわけでも無く、遠くに電源を引っ張って行けるわけでもない実用的にはけっこう残念な仕様なのだ。
HANAGA TAPは、本来ならコンパクトなミニマムなシングルタップなのだが、そのこだわりの形状故、2個口のウォールコンセントの何れかに差し込んでも、本来なら使えるはずのもう一方のコンセントも確実に塞いでくれるという意図的に計算されたような迷惑電源タップなのだ。
そして更に、この緩いHANAGA TAPは、既存の極めてマトモで実力あるテーブルタップや分配タップ、USB ACアダプター等とコンビを組ませても、間違いなく100%機能的にはダメな方向に引きずり込んでくれる楽しさだ。
鼻からマルチ分配タップ、鼻からUSB、たこ足配線ブロックタップにHANAGA TAP、スマートソケットにもHANAGA TAP、鼻型コンセントタップなどなど、さまざまな組み合わせをトライしてみたがあまりに排他的なHANAGA TAPはどれとも相性が悪く、現代の美徳とされるチームには程遠い唯我独尊プロダクトなのだ。
意図的に駄目の極致を狙ったHANAGA TAPだが、想定外に便利なところもある。普通、壁面コンセントにありきたりなプラグを挿すと、曲がり切れないコードの出っ張りが前面空間に余分なスペースを取ってしまう。しかしHANAGA TAPを使えば、電源プラグの角度を90度下向きに変えてくれて、空間スペースを無駄に喰わず済みそうだ。
御覧の通り、HANAGA TAPは実際の家電生活にはほとんど役に立たない商品だが、嫌が応にも日々の暮らしに緊張感のある昨今、生活に必要なほんの少しの笑いと余裕を産み出すおバカなアイテムだ。HANAGA TAPは初めて見る人からハイセンスな残念感を思い切り引き出す無敵のガジェットアイテムだろう。
誰も居ない残業時間に、真面目で堅物の上司のデスク周りにセットするもよし、生活感の無い家具のショールームのようなリビングで生活しているDINKs(ディンクス)宅にこっそりと仕掛けてやるのもなかなか面白い。令和の今なら、2個口のUSB ACアダプターとして是非とも復活して欲しいアイテムだ!
製品名 | 発売元 | 実売価格 |
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HANAGA TAP | ekoD Works | 1980円 |