本日の一品
![](/img/ktw/subcornerinfo/001/610/ippin.gif)
サウンドバーの決定版になるかも!? AnkerのDolby ATMOS対応2.1chスピーカー
2020年7月1日 06:00
充電器やモバイルバッテリーなどで知られるAnkerから、サウンドバー「Soundcore Infini Pro」が発売された。特徴的なのは、なんといってもコストパフォーマンスの高さ。立体音響を実現するDolby ATMOSに対応した、サブウーファー内蔵の2.1chスピーカーは、これまでだと4万円以上の投資を覚悟しなければならなかったところ、なんとSoundcore Infini Proはその半額近い22,990円。先着300台分はAmazonポイントが3000ポイント付き、2020年6月末までなら5%のキャッシュレス還元もあるので、実質2万円切りだった。
ここまで安価だと製品そのものがチープなのでは? なんて疑ってしまいそうになるが、さっそくリビングのテレビ用に購入してみたところ、その心配は杞憂に終わった。想像以上に横長(幅930mmなので1メートル近い)で本格派サウンドバーの雰囲気があり、素材の質感もいい。サイズのわりに軽量なのが少しだけ安さを感じさせるものの、付属のブラケットで壁掛け設置できるようにもなっているので、その場合は壁への負担も少なそうでむしろ安心できるポイントだ。
昨今のテレビやBlu-rayプレイヤーなどとの接続も考慮した、4K映像のパススルーに対応するHDMI入力・出力端子が用意されている。出力端子はARC対応なので、テレビのARC対応HDMI端子とケーブル接続するだけで、テレビの音をSoundcore Infini Proからサラウンド出力できるようになる。ARC対応ではないテレビ用に光デジタルやAUX(アナログ)の入力端子もあるので、多くのテレビで使えるだろう。
筆者宅のテレビはARC対応なので、HDMIケーブル1本(と電源ケーブル)で簡単に接続完了。あとはテレビ側で内蔵スピーカーではなく外部スピーカーで出力するように設定を変更するだけで使えるようになった。ただ、リビングのテレビ前にはAVラックがあるものの、幅930mmのSoundcore Infini Proはさすがに収まらず、はみ出てしまう。テレビ側のリモコン信号の受光部も隠れて操作不能になってしまうので、壁掛けすることにした(サウンドバーによっては、前面で受け取ったテレビのリモコン信号を背面側から送出する機能をもつものがあるが、本製品にはない)。
壁掛けする場合は、付属のテンプレートを使って壁にマーキングし、別途用意したネジ2本(筆者はM5×60mmの木ネジを使った)を壁にねじ込み、ブラケットを装着したSoundcore Infini Proを引っ掛ける、という手順。壁側に板などの下地があることが望ましいけれど、Soundcore Infini Pro自体はさほど重くないので、石膏ボードだけの壁でも木ネジアンカーなどを併用すれば耐えられるのではないだろうか。
肝心のサウンドは、2万円で購入できるものとは思えないクオリティ。壁掛けにすると低音が損なわれたり、音が全体的にぼやけたりしがちだけれど、サブウーファーがしっかり仕事して重厚な低音を出してくれるし、映画・音楽・音声それぞれに向いたサウンドモードも用意されていて、適宜切り替えることでコンテンツに合った聞こえやすいサウンドで鳴らすことができる。
横幅がしっかりあるおかげで、通常のモードでもステレオ感は十分だが、サラウンドをオンにすることで音の広がりがより一層感じられるようになる。1点気になるのは、テレビのリモコンで音量調節するときに、1段階分の音量の差が大きいこと。これはARCで接続するテレビとの相性もあるかもしれない。が、いずれにしろ、価格を考えると満足度はかなり高い一品だ。
製品名 | 発売元 | 販売価格 |
---|---|---|
Soundcore Infini Pro | Anker | 2万2990円 |