本日の一品
軽量88グラムでビデオ会議が快適な「AQUOSサウンドパートナー」
2020年5月12日 06:00
在宅勤務などで、ビデオ会議やビデオチャットの頻度が格段に増えている。ビジネスシーンだけでなく、今やオンラインの飲み会も盛況。その影響で、ショップではWebカメラが一時的に品切れになったとか。人との人のコミュニケーションは対面から通話、メールチャットなどのテキストへと変化してきたけど、ここに来て、ビジュアルコミュニケーションがこんなにクローズアップされるとは……。かつて、3Gケータイが登場したとき、あれだけテレビ電話がアピールされながら、ほとんど活用されなかったことがウソのようだ。
そんなビジュアルコミュニケーションでは、人物などを写すカメラが重要だけど、もうひとつ大切なのが「サウンド」。つまり、音だ。相手の声を聞き、自分の声を相手に届けないと、コミュニケーションはなかなかスムーズに進められない。
たとえば、パソコンやスマートフォンでビデオチャットをするとき、本体にはスピーカーとマイクが内蔵されているので、スマートフォンなら、スピーカーホンに切り替えれば、音声のやり取りはできる。ところが、スピーカーやマイクの環境が今ひとつだと、相手の声をマイクが拾うなどの原因で、ハウリングが起きてしまうことがある。
また、有線やBluetooth接続のイヤホンマイクを接続するのも手だが、ビデオチャットの時間が長くなると、だんだん耳がムズかゆくなってきたり、痛くなってしまうこともある。有線接続のイヤホンマイクも常に端末とつながった状態となるため、移動などが制限されてしまうのも難しいところだ。
そんなビデオ会議やビデオチャットのストレスを減らしてくれるのがネックバンドスピーカーの「AQUOSサウンドパートナー AN-SS1」という商品。筆者は一連の自粛がスタートしてから使いはじめたんだけど、これが非常に快適。今や取材から打ち合わせ、オンライン飲み会まで、さまざまなシーンで活用中。
使い方としてはパソコンやスマートフォンとBluetoothでペアリングし、ネックバンドのように首にかけるだけ。本体に内蔵されたスピーカーから相手の声が聞こえ、こちらの声は内蔵マイクで録るという仕組みだが、88gと軽いのがポイント。着けているのを忘れてしまうこともあったくらい。そう言えば、その昔、記者会見のワイヤレスマイクをつけたまま、トイレで用を足してしまい……なんていうネタが映画「裸の銃を持つ男」(1988年公開)にあったけど、あまりの軽さにそういうことを起こさないように注意しながら、使いたい(笑)。
本体にはバッテリーが内蔵されていて、音楽再生で連続約14時間、ハンズフリー通話は約17時間の利用が可能。そのため、10時間クラスのビデオ会議(そんなのヤダ)でも大丈夫。ちなみに、充電は約2.5時間なので、長いビデオ会議が終わったら、充電しておく感じで十分ですね。
AQUOSサウンドパートナーはそのネーミングからもわかるように、元々、テレビ用として販売されているもの。Bluetooth接続ということで、パソコンやスマートフォンに接続して、ビデオチャットで使ってみたら、かなり快適だったという話。ちなみに、パッケージにはテレビに接続するときの「Bluetooth送信機」も付属しているので、ビデオ会議が終わったら、テレビの前に移動して、映画を楽しむなんていう使い方もできる。ビデオ会議に、テレビ視聴に便利なツールとして、ぜひチェックしておきたい。
製品名 | 発売元 | 実売価格(ヨドバシカメラ) |
---|---|---|
AQUOSサウンドパートナー | シャープ | 1万2800円(税込) |