本日の一品
レトロゲームはスマホじゃなくてゲーム機でやりたい
2019年9月9日 06:00
生まれて初めて遊んだ“テレビゲーム”は、まだビデオ入力端子やHDMI入力端子のなかった頃のブラウン管テレビ装置に繋いで遊んだ「PONG」(ポン)だった。大阪日本橋の電気街に2日に1回は遊びに行っていた筆者は、1972年頃にATARI社の開発した、PONGのニセモノのハードを手に入れて、当時のRFアンテナ入力のテレビに繋いで完全にハマってしまっていた。
その後も、家庭用ゲーム機と呼ばれるものは国内外のほとんどを買いまくっていたが、どうもアドベンチャーゲームや難しすぎるシューティングゲームというものに頭と手先が付いて行かず、いずれ家庭用ゲーム機からは離れてしまった。
そんな筆者が未だに惹かれて遊んでいるゲームは、ゼビウスやギャラクシアン、ギャラガ、ディグダグ、バンゲリングベイといったシンプルで分断化されたほんの数分の間にでも楽しめるビデオゲーム達だ。ある日、近所のおもちゃ屋さんの貼り紙広告を見て、国内ではインフォレンズが販売する1981年のナムコの名作「ギャラガ」のレトロアーケードモデルを予約購入した。
同時に発売されたパックマンやディグダグも全部まとめ買いしようとも思ったが、より小さな筐体モデルや本物の4分の3サイズというかなり大きな家庭用アーケード筐体まで登場してくるという話を聞いて、このサイズはひとまずはギャラガだけで我慢することとなった。
ギャラガは単3アルカリ電池4本で動作。単3サイズ互換の充電池でも問題なく動作した。もちろんスマホなどを充電できるごく一般的なUSB/ACアダプター(5V)でも使用可能だ。
ゲーム機本体の電源オン・オフスイッチは筐体前面の下部にかなり大きなスペースを占有して配置されているが、全体のバランスからみると多少違和感があるのかもしれない。自機(ファイター)を操作するのはもちろんスティックレバーとボタン。サイズはかなり小さいが雰囲気は十分だ。筐体は、両手で持つ人、テーブルなどに置いて使う人など、操作方法も人によって様々だろう。
筆者は、筐体をデスク上に置いて、両手で筐体を挟むようにして、左手親指の腹でスティックレバーを操作。右手親指の腹でシューティングボタンを押すというオーソドックスなスタイルに落ち着いた。
スティックレバーを外してシンプルな2次元的十字カーソルとしても使ってみたが、筆者の場合、ファイターの左右にスクロールするスピードが多少緩慢になってしまう傾向があった。操作方法と感覚は人それぞれなので試してみる価値はありそうだ。
夜間などは、背面のスピーカー音量調整ボタンの間にイヤホン端子があるので周囲を気にせずヘッドフォンやイヤホンの大音量でギャラガに没頭できる。ミニ筐体は少しテカリのあるプラスティックが目立って多少残念だが、両側面のイラストもリアリティがあって嬉しい。出きれば前面パワースイッチ周りのギャラガイラストも本物の完全コピーをしてほしかった。
今回ご紹介した「レトロアーケード」シリーズの他、秋葉原バックストリートで購入できる「TABLE GAME CLASSIC」(テーブルゲームクラシック)や「TINY ARCADE」(タイニーアーケード)シリーズなどが登場し、久し振りに往年のアーケードゲームシリーズが盛り上がっている。
予算面、設置面積の制約で本物は無理でも、いずれは何としても4分の3サイズの「ARCADE1UP ギャラガ」(家庭用アーケード筐体)を狙っているが、筐体サイズが483×1163×584mmもあるので、まずは部屋中のガジェット整理と大掃除が必要だ。
製品名 | 発売元 | 購入価格 |
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レトロアーケード<ギャラガ> | ヤマシロヤ(上野) | 4290円 |