本日の一品
Wi-Fiにそのまま接続できるLED電球は便利なのか?
2019年3月7日 06:00
スマホやスマートスピーカーから操作できる照明は数多くあり、最も手軽と思われるのは電球タイプ。とはいえ、有名なメーカーのリモート操作できる電球は専用のブリッジが必要になり、1灯だけ利用するには割高になる。そんなときにアイリスオーヤマから登場したスマートスピーカー対応のLED電球は、直接Wi-Fi(無線LAN)に接続できるようになっているのだ。
アイリスオーヤマから出ている、スマートスピーカー対応とうたうスマートフォンなどから操作できる照明器具は、LED電球のほかにシーリングライト形状のものもある。無線LANが内蔵されているぶんだけ高くなるが、他に必要な機器もなく、1~2個(台)使うぶんには手軽に利用できるのが特徴となる。
購入したのは、その中でも色味が電球色から昼光色に可変でき、さらに明るさも変化させられる「LD9A/L-G/D-86AITG」というもの。そのほかに電球色固定で明るさだけ変化させられるものや、赤や青などさまざな色に変化させられるものがある。
装着は簡単で、通常の電球と同じようにソケットに装着すると、すぐ点灯する。スマートフォンはアプリ「IRIS SmartLF」をダウンロードし、無線LANの登録をするために壁スイッチでオンとオフを3回以上繰り返して操作する。そうすると電球が点滅状態となるのだ。
真っ暗な状態で点滅させてしまうと少し辛いので、できれば昼間か、別の照明を付けてから登録操作をする方がいいが、このあとの操作はスマホアプリから操作し、無線LANアクセスポイントへの接続登録をすることになる。
接続登録は今どきのトレンドに乗ったのかWPSには対応せず、ひたすら暗号パスワードを入力する。また、LED電球は2.4GHz帯の無線LANのみの対応なので、2.4GHz帯で使えるSSIDとパスワードを用意しておくほか、登録作業をするスマートフォンも同じ無線LANアクセスポイントに2.4GHz帯で接続しておく必要がある。
接続できれば、あとはスマートフォンから操作し放題だ。色と明るさの調整ができるほか、タイマー動作の設定もできる。タイマーはオンとオフのみで指定時間に色や明るさを指定するといったことはできない。
製品でうたわれているスマートスピーカーとの連動はGoogle HomeとAmazon Alexaに対応する。登録はそれぞれ一般的なスマート機器のデバイス登録と同じで、特に難しいところはない。
登録はデフォルトで「電球」となっているので、パッケージに入っていたカードのとおりにスマートスピーカーに呼びかければ動作した。
電球なので、置き換えれば簡単に使えるが、ふと気になったことがある。もし、スマートフォンがなければ電灯が付かないのではないかということ。前述のブリッジが必要なタイプの電球はリモコンが別売りで用意されていてスマートフォンがなくても操作可能だが、このLED電球ではどうなのかということ。
心配になって試すと、スマートフォンで電灯をオフにした後、部屋の壁にあるスイッチをオフし、再びオンにすると電灯が付いた。色や輝度は記憶されているが、オン・オフは一度電源供給を絶やすとリセットされるようで安心した。これならリモート設定できるスマートフォンが手元になくても使えるようで安心した。
製品名 | 発売元 | 購入価格 |
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LED電球 LDA9D/L-G/D-86AITG | アイリスオーヤマ | 2980円 |