本日の一品

臭いのこもりがちなクローゼットをリフレッシュ! 「オゾンの力 for ルーム」

「オゾンの力 for ルーム」

 普通自動二輪車免許を取り、取材や買い物、遠出などにバイクを多用しているのだが、この時期、少々困ったことがある。それは、ヘルメットのニオイが取りきれない、ということだ。

 「ヘルメットのニオイがキツイのは、夏場では?」と思われがちだが、夏場なら、部屋の窓を開けて換気できるため、収納場所の扉を開け放しておいても、ニオイがこもることはない。しかし、冬にはあまり換気しない(というか、できることなら窓の開け閉めをできるだけ避けたい)ので、ニオイの発生源にはフタをしておきたいのだ。

 ちなみに、ヘルメットの収納場所は、押し入れでいうところの天袋にあたる謎の収納場所。玄関先にある、コートやブーツなど長もののクローゼットの上方の戸棚だ。

 このままでは、ヘルメット収納棚に頭皮やら汗やらのニオイが蓄積してしまう。その空間だけを消臭剤などの薬剤を使わずになんとかできないものか、と思っていたところ、フォースメディアから「オゾンの力 for ルーム」が発売された。

 フォースメディアは、以前試したことのある「オゾンの力 for シューズ」を開発したメーカー。その効果に満足できたことから、今回もやってくれるに違いない、と取り寄せてみることにしてみた。

 本機は、高さが11.8cm、直径6.4cmの円筒形。シンプルだが高級感のあるアルマイト加工で、室内に普通に置いておいても、消臭アイテムだとは気づかれにくい外観をしている。

「オゾンの力 for ルーム」。両隣にあるヘルメットと比べると、かなりコンパクトなことがわかる。しかもシンプルでおしゃれな見た目のため、置き場所を選ばない。カラーは、シルバーのほかにゴールドも

 「for シューズ」との違いのひとつは、発生させたオゾンをファンで拡散させること。そのため、2畳から6畳の広さまでに対応する。

 また、バッテリー内蔵型で、4~6畳向けノーマルモードで約5時間、クローゼット~2畳向けロングモードで約1日の連続運転が可能。モバイルバッテリーで給電できるため、コンセントのない場所で重宝するだろう。

本体背面にあるmicroUSBポート。内蔵バッテリーを充電して使うもよし、モバイルバッテリーや専用ACアダプターから給電しつつ使うもよし、の2WAY仕様だ

 ちなみにバッテリーの容量は記載されていないが、充電量を簡易的に測ってみたところ1200mAhほどであった。そのため、大容量のモバイルバッテリー(たとえば、同社の26800mAh「世界超速」など)を併用すれば1週間の連続運転も夢ではない、ということになる。

 さっそく、ヘルメット収納棚に設置してみた。狭いスペースだが、2つのヘルメットの間にピッタリとハマるサイズ感。てっぺんにある電源ボタンを押せば、ノーマルモードで運転開始。押すごとに、電源オン→ノーマルモード→ロングモード→電源オフと切り替わる。充電しながらだと、電源ボタンの動作LEDが、充電中を示す赤色と、現在の動作モードの色とを交互に点灯する。

モバイルバッテリーで給電しながら運転している様子。ノーマルモードで運転中を示す緑と、給電中を示す赤のLEDがゆっくりと交互に点灯する。撮影後は、モバイルバッテリーを取り外し、単体で作動させた

 翌朝、ヘルメットを取り出して、嗅いでみた。かなり消えているが、微かに頭皮のニオイが残っている。パワフルなノーマルモードでも5時間だけでは、積もり積もったニオイは消しきれなかったようだ。

 5時間でここまで臭わなくなったのだから、もう一度使えば完全に消臭できるのではないかと思い、もう1回ぶん追加で作動させてみた。

 「オゾンを直接吸い込むと、鼻がきかなくなる」という説もあるので、ヘルメットを棚から取り出した後、バイザーを開け閉めしたり、USB扇風機で内部に風を送ったりするなどして、オゾン臭がなくなった頃合いを見計らってニオイを嗅いでみた。

 臭わない。かなりしつこく嗅いでみたのだが、染み付いていたあのニオイはヘルメットから感じられなかった。男性と女性では、ニオイの質が違うかもしれないが、少なくともわたしのこのケースでは、効果があった。

せっかくおしゃれな見た目だし、「for ルーム」という名前がついているので、棚の中の見えない場所だけで使うのはもったいないのだが、ニオイのする部屋が今のところないためヘルメット収納棚専用になってしまっている本機。ペットがいれば、ペット用トイレのある部屋または廊下などに置いておけるのだが。

 脱臭アイテムを置くために、ニオイのする部屋を探すというのは、なんとも本末転倒な話である。

製品名購入場所購入価格
オゾンの力 for ルームフォースメディア6980円(税込)