本日の一品
これからの外付けストレージはポータブルSSDにしよう
2019年1月16日 06:00
パソコン関連の周辺機器で2018年大きく値段が下がったのはSSDだろう。ついにHDDの置き換えができる容量のものが買える価格帯になってきた。筆者も年末に外付けHDDをSSDにしたので、それを紹介したい。
今までMacbook ProでWindows10を使いたい時は仮想パソコンソフトのVirtualBoxを使っていて、仮想ドライブの容量を大きくしたかったので外付けHDDを使っていた。HDDはなにかから取り外した340GBの2.5インチHDDをUSB3.0接続のHDDケースに入れて使っていたのだった。使う分には問題はなかったのだが、大きくて重いので「今日は外でWindowsを使うぞ」と思った時にしか持ち歩かないような状況だった。
しかし先日500GBクラスのSSDが1万円を切っていることを知った。始めは2.5インチサイズのものを選んでケースを流用するつもりだったのだが、よくよく調べるともっと小さくて軽いものも大して値段が変わらないことが分かったのでそちらを購入した。トランセンドの「ESD220C ポータブルSSD」という製品で、2.5インチHDDケースの半分くらいの大きさで、重さに至っては158gが33gへと約5分の1になった。
仮想パソコンのディスクイメージをHDDから移行してSSDでWindowsを起動したところ、起動時間が大幅に短縮されていてそれだけでもSSDに置き換えた意味があったなと感じた。それでいて小さく軽くなっているので常時持ち歩くことも可能になっていい事ずくめだ。
パソコンとの接続はUSB 3.1 Gen1でコネクターはType-C。SSDに付属するのは両端がUSBとUSB Type-Cのケーブルなので、今までどおりのUSBコネクターを持つパソコンにはそのままつなげられる。またケーブルを用意すれば最新のパソコンでSSDの高速さを余すところなく引き出すこともできる。
同商品には、ワンタッチバックアップボタンというものが付いており、Transcend Eliteソフトウェア(以下、Eliteソフト)を使ってバックアップ設定をしておけば、SSDをつないでボタンを押すだけでバックアップができるのは面白い機能だ(ただしEliteソフトを起動しておく必要がある)。
筆者はmacOSで使うためにAPFSでフォーマットしなおしたのだが、EliteソフトはmacOS版も提供されているので問題なく使う事ができた。Eliteソフトには定期バックアップの機能もあるので、SSDをつないでいる時は常駐させておくのもいいかもしれない。
現在のパソコンではストレージの速さで動作速度が制限されていることが多いので、HDDをSSDにするだけでもかなり快適になる。SSDは2018年にかなり価格が下がったので、ぜひ置き換えをお勧めしたい。
製品名 | 発売元 | 購入価格 |
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ESD220C ポータブルSSD | Transcend | 8980円(税込) |