本日の一品

Galaxyの曲面ディスプレイのケースに悩んだ末、360度ケースを使ってみた

360度ケースを装着したGalaxy S8

 これまでスマートフォンには必ずケースやフィルムをかぶせて保護してきた貧乏症の筆者だが、サムスンのGalaxyシリーズには困ってしまった。美しく曲面ディスプレイを保護しようと思えば、高価なフィルムを買うしかなく、保護する方法を決めかねていたところに出会ったのが360度ケースだ。

 筆者が手に入れた360度ケースとは、ポリウレタン素材のTPUを使った「TPUケース」が表と裏の2枚組になっていて、両方を装着することで画面も本体裏もすべて保護するもの。問題といえば画面をTPUごしに見るため、画面の見え方が鮮明ではない。

購入した360度ケース。ノーブランドらしくビニール袋に入っている
台紙と表面、裏面のケースが入っていた
表面と裏面のケース

 国内ではあまり流通しておらず、存在自体は知っていた程度のものだが、Galaxy S8を入手した機会に使うことにした。購入したのは、中国の通販モールのノーブランド品。価格は送料無料で100円台と非常に安くて心配になるほど。考えてみれば原料も少なく、世界で流通している機種向けだから大量生産で安くなるのかもしれない。

 届いて装着してみると、画面側がはまりにくかったが、装着して時間がたつうちに馴染んできた。ケースには完全な密着をしないように表面にわずかな連続した突起があるのが気になったが、画面を点灯した状態ではあまり気にならない。タッチもほぼ問題なく反応する。画面のフチの見え方もあまり気にならない。

まず裏面をはめた
両面を装着したところ
360度ケースを付けた端子部分
カメラ部分

 唯一360度ケースを装着して操作に支障があったのは、画面を上からスワイプするときに反応しないときがあること。TPUケースの厚みでは指への反応が鈍るのかもしれない。

 特に机の上にGalaxy S8を置いた状態で操作するときは反応しにくい。反対に手のひらに包み込むようにして持ち、反対の手で操作するときは反応しやすい。Androidの操作には画面上からのスワイプは必須条件のため、この欠点が気になっている。

画面を表示しているところ

 耐久性についてはガラスフィルムなどと比べると劣ると思われる。4カ月ほど使っているが、画面が見えづらいという問題は発生していないものの、画面が消灯した状態で傷が目立ってきた。

 おそらく、このまだと画面のクリア度が低下し、いずれ画面が見にくくなってしまう。安く入手できるならば、予備を用意しておいて数カ月ごとに新しいものに取り替えながら使うということもいいかもしれない。

 今回は中国から激安価格で取り寄せたが、360度ケースは耐久性という点で発展途上のため、日本メーカーから登場するのは難しそうだ。ただし、価格があまり高くないため、交換用も2~3個まとめ買いしておくのもよさそうだ。

製品名購入場所実売価格
360度ケースAliexpress160円