本日の一品

10型クラスのタブレットにも対応、ケーブルボックスの機能も備えた充電トレイ

製品本体。円形のベース部の上に、スリットがついたフタがかぶさった構造

 ここ1年くらいで急速にそのバリエーションを増やしているのが、複数のスマホやタブレットをまとめて立てて充電できるスタンドだ。アキバのショップでは山積みで売られていることも多く、複数台持ちのユーザーがそれだけ増えている証と言えるだろう。

 こうした製品はスマホか、あるいはタブレットでも比較的小柄な7~8型の製品を想定していることが多く、9~10型クラスの大型のタブレットを立てかけると、本体ごと転倒しそうになることもしばしばだ。10型クラスのタブレットといえば、500gを超える製品も多いだけに、不安定になるのも当然だろう。

 今回紹介するトリニティの「COLONY」は、こうした10型クラスの大型タブレットから小柄なスマホに至るまで、さまざまなデバイスをオールインワンで立てておけるマルチ充電トレイだ。樹脂ながらコンクリートのような独特の素材感が特徴である。

スリットの内側はフェルトが貼られており、立てかける際に音が響きにくい
最大7台のデバイスを立てられる。スリットの幅は19mmとかなり広い

 本製品は市販のUSB充電器をセットして使う仕組みになっている。充電器と一体化したタイプは見た目はスマートだが、ケーブル規格が変更になると使えなくなるリスクもある。充電器を自前で組み込むタイプなら、その点は安心というわけだ。ただしコスト的にやや割高に感じるのも事実で、人によって評価は変わるだろう。

フタは持ち上げると外すことができる
充電器はビルトインされておらず、自前で組み込む仕組み。規格が新しくなっても交換しつつ使い続けられる
ケーブルを巻き取ることで、外に露出する長さを調整できる

 本体は円形のベース部、中蓋、スリットがついた上蓋の三層構造で、外部に露出するケーブルの長さを自在に調整できる。天板に設けられたスリット幅が19mmと余裕があるため、厚みのあるケースを装着したスマホやタブレットも余裕で立てられるほか、モバイルバッテリーなども並べて充電できる。この間口の広さが、本製品の大きな特徴だろう。

三層構造になった真ん中のトレイ部から、スリットに沿ってケーブルを外に引き出す
ケーブルを引き出した状態。内部で巻き取ったことで外部に露出する長さが等しくなっている
上部に立てたデバイスにケーブルを接続して充電を行う

 天板は円形であるため、幅に余裕のある中央付近にタブレットなど大判サイズの製品を立て、その両サイドにスマホなど小型のデバイスを置けば、快適に使える。充電器を収納するという構造上、本体サイズが大きめであることが、10型クラスのタブレットでも安定して立てられる安定感を生んでいるというわけだ。

使用中の状態。スリットの幅がそこそこあるので、ケースを装着した状態のデバイスや、モバイルバッテリー(手前)なども立てられる
サイズが大きいデバイスを中央寄りに、その両脇にスマホなどを立てるとバランスがよい
未使用時には、スリットのついたフタを半回転させてケーブルを収納しておける

 本体のサイズこそやや大きめで、未使用時でもある程度の場所をとってしまうが、ケーブルボックスの機能も兼ね備えていることを考えれば、このサイズ感も納得といえる。実用性を重視するユーザーにおすすめしたい逸品だ。

製品名発売元実売価格
COLONYNuAns3480円