本日の一品
スーツケースの空間を広げる、わずか77gの衣類圧縮機「VAGO」
2018年5月31日 06:00
旅行に持って行く荷物はなるべく減らしたいもの。一番かさばるのはやはり洋服だろう。旅慣れた人なら、旅先のコインランドリーで洗濯したり、現地で洋服を買い足してお土産代わりにしたりと、持って行く服の量を節約するアイデアは持っていると思う。
洋服のかさを減らす一番よく知られている方法は、衣類圧縮袋の活用だろう。圧縮袋は100円ショップで売っているので入手の手間はかからない。しかし、実際に使ってみると、袋から空気を押し出すときになかなか体力を使う。旅先の忙しい朝、洋服を袋に押し込めて空気を出すのは意外と手間であり、できればなくしたい時間でもある。
そんな折、クラウドファンディング発の衣類圧縮機「VAGO」の存在を知り、さっそく入手した。布団圧縮袋などに、掃除機で空気を吸い出すタイプの製品があるが、「VAGO」はその掃除機の役割を果たす機械だ。
VAGO本体は手の中にすっぽり収まる大きさで、重さはわずか77g。専用の圧縮袋にセットして利用する。
使い方は、まず洋服を圧縮袋に入れジッパーを閉める。次に、袋の空気栓にVAGOを取り付ける。VAGOを電源に繋いだら、後は本体のボタンを押すだけ。ジーッという音を立てながらジワジワと空気が抜けていく。袋の中が真空になると、VAGOは自動で動作を止める。後は丸めるなりして旅行カバンに放りこめばいい。
VAGO本体にバッテリーは搭載しておらず、micro USB端子からの給電で動作する。スマートフォン用のACアダプターでも利用できるので追加の電源ユニットを持ち歩く必要もない上、モバイルバッテリーでも動作するので手軽に利用できる。
1つの袋を圧縮するのに約5分ほどと、意外と長く時間がかかる。また、セミが鳴いているような動作音も人によっては気になるかもしれない。また、専用の圧縮袋が必要(Mサイズで1480円。本体に1つ付属する)となるので、たくさんの洋服を圧縮したいとなると、そのコストも考えた方がいいだろう。
それらのデメリットを考慮しても、旅先での忙しい朝に、放置しておけば洋服が圧縮されているという便利さは持ち歩く価値があるように思える。それでスーツケースに大きな隙間が作れれば、お土産をもう1つ入れられることだし。
製品名 | 発売元 | 実売価格 |
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VAGO(ヴァーゴ) TVD1-BLACK | フリーウェイ | 8980円(税込) |