本日の一品
普段使いにも適した高性能ゲーミングマウス「SteelSeries Sensei 310」
2018年4月17日 06:00
ここ数年、マウスを購入する時は、ゲーミングマウスを優先して選ぶことが多い。筆者自身はパソコンでゲームをする機会はまずなく、用途といえばもっぱらブラウジングや画像編集なのだが、ゲーミングマウスは一般的なオフィス向けのマウスに比べてスイッチやセンサーが高性能なため日常利用でもストレスが少なく、またボタンに割り当てられるショートカット機能が強力なため重宝している。
そんな筆者が先日新たに購入したのが、SteelSeriesが昨年秋に発売した「Sensei 310」だ。ゲーミングマウスといえば、かなりエキセントリックなデザインを採用した製品も少なくないが、本製品は発光するギミックを除けばマウスとしては無難なデザインであり、オフィスワークに使っても特に違和感はない。
本製品の大きな特徴は、サイドボタンが左右の両側面に配置されたシンメトリックなデザインだ。一般的にサイドボタンは、右手用マウスであれば左側面だけについていることがほとんどだが、本製品はこれに加えて右側面にも、まったく同じレイアウトでサイドボタンが配置されている。
これらは、両側面のボタンを同時に使うためのものではなく、左右どちらの手でも操作できることを前提に設計されたものだ。外側に来る2ボタン、つまり右手で持った時に右側に来る2ボタンか、左手で持った時に左側に来る2ボタンは、ちょうど触れにくい位置に来ることから、誤って触れることもまずない。
本製品は、ボタンがこの両サイド以外に、通常の左右クリック2つ、ホイールクリック1つ、ホイールの手前に1つと、合計4つ用意されており、左右どちらかのサイドボタンと合わせて、実質的に6ボタンマウスとして利用できる。筆者の場合、通常の作業には必ず6個のボタンが必要になるので、この基準もクリアしている。
また、ゲーミングマウスのもうひとつの特徴である、ボタンのショートカットの割り当てについては、割り当てた内容がマウス本体内にオンボード保存されるので、別のパソコンに接続してもそのまま利用できる。筆者の場合は、稀にサブパソコンにつないで使うことがあるので、この機能は非常に重宝している。マクロエディタ機能も搭載されているので、単純なキーの組み合わせだけではないカスタマイズも可能だ。
一般的なマウスにはよく見られるチルトホイールは搭載されておらず、表計算ソフトなどを多用するユーザーには向かないが、センサーの精度も高く、またいい意味で無難な形状であることから、握りやすく動かしやすい。右手持ちに特化した兄弟機「Rival 310」とともに、オフィスユースが前提でボタンのカスタマイズ性が高いマウスを探している人におすすめだ。
製品名 | 販売元 | 価格 |
---|---|---|
SteelSeries Sensei 310 | SteelSeries | 8500円 |