本日の一品
ジェスチャー操作でさらに柔軟性が増した「XPERIA Touch」
2018年1月16日 06:00
スマートスピーカーが話題ですね。私もGoogle HomeとAmazon Echoを手に入れました。でも、しゃべらないときでもずっと稼働させている機器があります。ソニーモバイルの「XPERIA Touch」です。
「XPERIA Touch」とは、小型プロジェクタータイプのAndroid端末です。テーブルにおいた状態や、壁にぴったり付けた状態で画面を投写できるだけでなく、そのまま指で操作できるというのが大きな特徴。
OSがAndroidなのでGoogleアシスタントも使えますし、Google Playからアプリケーションをインストールできます。マルチタッチにも対応しているので、対戦型のゲームなども楽しめます。壁から約25cm離すと80インチの大画面に。投写できるスペースさえあれば、映画やドラマを楽しむこともできるというものです。
ケータイ Watchでもニュースやインタビュー記事で紹介されています。
実は、以前メーカーからお借りして、家電 Watchにレビューを書かせていただきました。
このレビューから半年後、2017年11月9日に配信が開始されたアップデートで新たに「ジェスチャー操作」が使えるようになりました。XPERIA Touchから離れた場所にいても、手と指の操作で壁に投写した画面を操作できるようになったのです。
少し離れた場所から、カメラの正面でピンと立てた人差し指を差し出すと画面にカーソルが現れ、ピンチ操作やフリックで、ボタンやリンクをクリックしたり、画面をスクロールできるようになるのです。具体的な操作方法は公式サイトの動画をみると分かりやすいです。
表示画面を切り替えるとき、一度つまんでから引っぱるようにして動かす必要があります。このとき写真の一覧などサムネイルが並んだ画面では、写真の選択になってしまうのでページを動かせないという問題はありますが、椅子に座ったままで操作できてしまうのだから本当に便利です。
音楽再生中にプレイリストを変えたいときも、わざわざ壁までいなくて済みます。電話が掛かってきたときなど、一時的に静かにしたいときは、口の前に人差し指を立てて「シー」のポーズをするとミュートされるのですが、遊び心があると思いました。
また、壁をそのまま触って操作する場合、23インチ(壁にぴったりくっつけた状態)に限られていましたが、ジェスチャーならXPERIA Touchを壁から離して映像を拡大しても操作できます。映画鑑賞用に大画面にしている人もこれならバッチリです。
特に動画や音楽再生中は役立ちます。サウンドによって音声が通りにくいからです。最近流行のスマートスピーカーと比べると、普通の発話で音声が届きやすい距離に制限があると感じますが、このあたりもジェスチャーがカバーします。
XPERIA Touchでは、音声で起動したいアプリを登録できるので、よく使うアプリの起動は音声、その先の操作をジェスチャーという使い方もできますね。
たとえば音声で「ハイ、エスクペリア。ケータイWatchを検索」と言うと、ウェブブラウザを起動して検索結果を表示します。その中からケータイWatchのリンクをジェスチャーで選択。あとはジェスチャーで画面をスクロールしたり、その先のリンクにアクセスできます。
これが結構便利なんです。アプリの起動というのは、一覧からアイコンを探して選択する作業が必要ですが、音声なら探す必要もなく一発起動だからです。
そんな流れで、今は仕事用デスクの上で、2つめのディスプレイとしても使っているところです。現在うちには大画面ディスプレイがないのですが、常にスタンバイさせておいて、仕事しながら音声でYouTubeや音楽アプリを起動。参考にしたいウェブページを見ることもあります。手が届くときはタッチで、離れているときはジェスチャーで操作しています。
いじり甲斐のあるXPERIA Touch。アップデートでもっともっと賢くなって欲しいです。
製品名 | 販売元 | 価格 |
---|---|---|
Xperia Touch(G1109) | ソニーモバイルコミュニケーションズ | 14万9880円(税抜) |