本日の一品

新年のプレゼントに喜ばれる”花のカレンダー”

写実的でないシンプルな花の絵が可憐な印象を与えるFlowersカレンダー

 スマホの無料スケジュール管理アプリが登場してからも、毎年11月を過ぎると文房具屋さんの店頭にはスケジュール帳とカレンダーの臨時販売コーナーが登場する。

 筆者はデジタルのスケジュール管理に移行して、もうかれこれ30年近くは経つ。電子手帳から始めて、パソコンやスマホなどのICTクライアントとクラウドサービスの組み合わせに落ち着いている。

 電子的なこれらは日々の細かなスケジュールを見たり、入力、編集、共有するのは便利だ。一方で、数カ月にわたる期間をざっくりと見たい時や、とっさに簡単なマークだけを複数個付けておきたい時など、まだまだ紙のスケジュール帳や月間カレンダーが、一覧性やとりあえずのアクションには勝っている場面も多い。

 大晦日や元旦に、あちこちから頂いたカレンダーを壁に固定したり、デスク上に置いたりするのがここ何十年もの年末年始の習慣になっている。しかし、ここ数年、自分のデスクの上に飾るのは、いただき物のカレンダーではなく、なぜか自分で買い求めたものが多いのだ。

 企業が販促用として配布する無料のカレンダーの出来が悪いというわけではなく、それら無料でもらえるものに対抗せざるを得なくなった、商品としての有料カレンダーが工夫と努力を重ね、出来が良くなったのだろうと感じている。

 今回、筆者が購入した「Good Morning Calendar 2018」の「Flowers」もそんなグッドセンスな市販のカレンダーだ。今回、筆者は花が好きなワイフへのプレゼントとして近所の駅ナカのステーショナリーショップで購入した。

パッケージだけを見ていると花のコスメかアロマかと思ってしまう。
パッケージをあけると白いフラワーポッドが現れる
厚紙で作られた12種類の花が収録されている

 パッケージを開けると、高さ10cm少々の厚紙で作った白いフラワーベース(花瓶)が現れる。花瓶には1月のポピーから始まり、12月のバラまで12種類の花の丁寧に描かれた絵が綴じられている。

 12カ月分全ての花を引き出すと360度に開き、扇子のような形になる。実際に使用する場合には、4半期ごとの3カ月分のカレンダーを同時に見られるように配置したり、1カ月経過するごとに1カ月進めても良いし、当月のカレンダーを常に3つの花の中央に配置し、常に過ぎ去った先月と来月の両方を表示して見られるようにしておくことも便利だろう。

12種類全部の花を広げてしまうとちょっと情けない感じが……

 カラフルで楽しいカレンダーなので、自分のデスクトップにも一時的に置いてみたが、残念ながらハードウェアとフィギュアが満載で色気のない筆者のデスクでは、花のカレンダーが可哀想過ぎる雰囲気だった。可憐な花のカレンダーならどこにでも似合うと思ったのは大きな間違いのようだった。

 各月の花のイメージの裏側は真っ白なままなので、ここを自分だけのメモやメッセージエリアとして活用するのも悪くないだろう。年末年始に大手家電量販店の店頭に行けば、無料で手に入るカレンダーがたくさんある時代に、税込2376円も投資して「Flowers」を買う価値判断は人それぞれだが、月200円ほどで、お母さんやワイフ、娘や彼女の価値あるスマイルを引き出せるならこれはきわめて安い買い物だ。

やっぱり1本~3本くらいの感じが見た目もチャーミングだ。
予想通り、私の机の上はまったく場違いでした
裏側は本当に真っ白。これは何か別の使い道がありそうだ
製品名販売元購入価格
Good Morning Calendar 2018「Flowers」グッドモーニング2376円