本日の一品

日々の健康を考えたスマート血圧計選び

オムロン「上腕式血圧計 HEM-7600T」。画像のブラックのほか、ホワイトもラインナップされている

 40を超えるとだんだんと健康を気になるもの。筆者も今年、ちょっと大きめの病気にかかってしまった。数カ月入院したあと、無事退院できたのだが、これからのことを考えると、これまで以上に健康管理は大切だ。そこで、食事制限や運動と合わせて体調の管理をしっかりすることにした。

 とはいえ、方法は簡単。今の時代、身体のさまざま数値がスマートフォンで管理できるのだ。例えば、Wi-Fi対応の体組成計を選べば、体重はもちろん、体脂肪率や内臓脂肪などの数値を計測して、スマホアプリ上で管理保存できる。

 40歳以上が健康を考えるとき、特に重要なのが血圧だ。高血圧は多くの病気を引き起こす万病の元。実は筆者が今年かかった大きな病気も、高血圧が原因の1つだった。現在は入院治療によりさまざまな数値が改善しているが、血圧は未だに不安定。だからこそ、日々血圧を計測することで健康に対する意識をしっかり維持できるというわけだ。

 身体の数値ならスマートウォッチで計測できるじゃん、なんて考えた方もいるかも知れない。しかし、スマートウォッチで計測できるのは心拍数。残念ながら血圧は計測することはできない。これは血圧計が血管を圧迫して計測する必要があるためだ。今回、筆者が選んだのはBluetooth 機能を搭載し、スマートフォンと連携できる血圧計、オムロンの「上腕式血圧計 HEM-7600T」だ。血圧計には手首で継続できる簡易的なものと、上腕で測るものの2種類がある。より正確に測るためには上腕式がおすすめとされている。

 いかにも医療機器というデザインの体組成計が多い中、この製品は2017年度のグッドデザイン賞を受賞するほどにクールなデザインが特徴。ディスプレイ部には有機ELを採用。本体とカフ(腕帯)が一体型になっておりコンパクトだ。筆者は、毎日測る血圧計はデザインが重要だと考え、この製品を選んだ。見るからに“医療機器”といったデザインの血圧計だと、目立つ場所には出しておきたくないため、計測のたびに取り出す必要が出てくる。それは、計測忘れの原因となるのだ。しかし、デザインがいい血圧計なら出しっ放しにできる。するといつでもサッと測れるというわけだ。

腕に巻き付けてスタートボタンを押すだけで血圧が計測できる。所用時間は1~2分だ

 では、実際に測定してみる。カフを広げて腕を通し、しっかりと締める肘から先をテーブルの上に置きスタートボタンを押すだけ。すると自動的にカフに空気が入り、腕の締め付けが始まる。

 カフの巻きつけが弱い場合、画面に巻きつけ注意のアイコンが表示される。あとはテーブルに肘をついて、手を心臓のより低い位置で固定するだけだ。血圧計では一旦強く締め付けたあと、緩めながら継続する仕組み。測定が完了するとディスプレイに収縮期血圧(最大血圧)と拡張期血圧(最小血圧)が表示される。この2つの数値が正常範囲内になるように心がけていくわけだ。とはいえ、血圧は簡単には変わらないので、日々計測することで、血圧の急激な変化に気づけるようにしつつ、正常値を目指すための生活リズムや食事に気をつけるということになる。

アプリ「OMRON connect」。血圧計とペアリングするだけで測定値が転送される
1ヵ月の変化と平均をグラフで表示。相変わらずちょっと高めだ

計測した数値はBluetoothでペアリングしたスマートフォンに転送して管理する仕組み。オムロン製の体組成計とも連携でき、体重や体脂肪率なども同時にアプリで管理できる。これでしっかりと健康を管理していきたい。

体組成計と組み合わせて使うことでその他さまざまな数値も記録できる
製品名販売元購入価格
上腕式血圧計 HEM-7600Tオムロン ヘルスケア2万1470円