本日の一品

響け緩解音! ブレーキハンドル型ペットボトルオープナー!

京都鉄道博物館のミュージアムショップ定番土産、ブレーキハンドル型 ペットボトルオープナー キーチェーン

 昨年4月にオープンした、京都鉄道博物館をご存知だろうか。閉館した梅小路蒸気機関車館と、同じく閉館した大阪の交通科学博物館の所蔵物を収容しオープンした、古都京都の新観光名所だ。現役の車両基地でもある梅小路運転区を中心とした本格的な展示施設が好評を博している。

 近年の施設らしく、そのコンテンツには硬軟入り交ざったものを用意されているが、本日紹介する一品は“軟らかいほう”に当たる。運転士に憧れる老若男女の心を鷲掴みにする、ブレーキハンドル型のペットボトルオープナーだ。

500mlペットボトルに差し込んだ様子。キーチェーンとしてはかなり大きい

 京都鉄道博物館のミュージアムショップにて販売されている「ブレーキハンドル型 ペットボトルオープナー キーチェーン」は、その名の通り、ペットボトルを開栓するためのツールだ。

 機能としては、取っ手の反対側をフタに差し込み、開栓方向にハンドルを回すだけ。テコの原理で固いフタもらくらく開栓できる機能を持ったお役立ち製品だ。いや、「お役立ち」は過言だったかもしれない。筆者は、これまでにペットボトルの開栓に苦労したことはないので、この製品の機能を便利に感じる機会はないだろう。この製品の機能面の魅力は些細なものだ。そう、重要なのはロマンだ。

プラスチック製で、作りは価格相応

 最大の魅力は見ての通り、運転台にあるブレーキハンドルの再現にある。造作はプラスチックで安っぽさはあるものの、ペットボトルのフタに差し込めば「それっぽさ」を感じさせる。ペットボトルを、お気に入りの鉄道のブレーキ解除方向に合わせてみれば、なお一層雰囲気が出る。おすすめ、というより必須といえるのは、ペットボトルを炭酸飲料にすることだ。「プシュー」という炭酸の抜ける音が、鉄道車両のブレーキを緩めた時に聞こえる「緩解音」のように聞こえるからだ。

しかし雰囲気は抜群。緩解音を再現するため、ペットボトルは炭酸飲料にすることを強くお勧めしたい

 京都鉄道博物館の開館当初から話題のこの製品。価格相応のゆるい作りだが、鉄道関連グッズとしては、界隈では未だに注目度が高い。なにぶん京都まで来て、ミュージアムショップでしか買うことができないので、なかなか入手は難しい。ただ話題性は抜群に高いので、京都に行く機会があれば訪問ルートに加えて、購入を検討したい一品だ。

製品名購入先購入価格
ブレーキハンドル型 ペットボトルオープナー キーチェーン京都鉄道博物館1080円(税込)